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2015年12月10日 (木)

『ロック音楽鑑賞ログ』

1.2011

数ヶ月前に、Skid Row(スキッド・ロウ)のベスト版を入手、それ以来、気に入りのロック・バンドになってしまった。その後、『Slave to The Grind』(紙ジャケット版)を、さらに去年12月に、ファースト・アルバム『Skid Row』(1989年、Made in Japan)を入手した。大晦日はKing Crimson(キング・クリムゾン)の『クリムゾン・キングの宮殿』の聴き納めをし、新年早々『スキッド・ロウ』を聴いている。1986年、トムズリヴァー(ニュージャージー州)で、ギタリストのDave "The Snake" Sabo(デイブ・スネイク・セイボ、G)と、Rachel Bolan(レイチェル・ボラン、B)を中心に結成後、Sebastian Bach(セバスチャン・バック、Vo)が加入して体制が固まり、John Bon Jovi(ジョン・ボン・ジョヴィ、通例はBon Jovi/ボン・ジョヴィと呼称)のバックアップを得て 1989年にデビューした。1998年、セバスチャン・バックと他メンバー間に意見対立が起こり解散、2000年に新メンバーで再結成している。レコード店には、セバスチャン・バックが加わっていた時代のCDが2,3枚置いてあるだけで、再結成後のアルバムは1枚もない。伸びのあるセバスチャン・バックの驚異的な高音が、スキッド・ロウのメタル・バンドとしての特徴だった感が強い。スキッド・ロウの解散前アルバムと、新生アルバムを聴き比べるのも面白かろうと思う。今年の日本がどうなるかは分からないが、ロックだけは不滅だろう。
2011.1.1

読書欲をそそりそうな本を探したが、財布と相談の上だから、選択が難しい。結局、レコード店で、Creendence Clearwater Revival(クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル=CCR)、Deep Purple(ディープ・パープル)、Red Hot Chili Peppers(レッド・ホット・チリペッパーズ=RHCP)を各々1枚買った。輸入盤なので1枚800円、3枚買ってもそれほど高い買い物ではない。円高のお陰、などと喜んでばかりもいられないのだが...。
2011.1.14

今年に入ってから、1枚1,000円で買える輸入盤音楽CDの戦列に、Beatles(ビートルズ)のアルバムが続々参入してきた。2年前頃から輸入盤音楽CDを買い始め、机の引出しが一杯になってしまった。売れない自称・無名作家にとって、HR/HMはホラーSFを書くのに打ってつけの刺激劑だ。妄想で成り立つ小説を書く時には欠かせない。
2011.1.16

レッド・ホット・チリペッパーズ「Californication」(アルバム『Californication』に所収、Made in Germany)はWings(ウイングス)「Nineteen Hundred and Eighty Five」(アルバム『Band on the Run』に所収)によく似ている。「Californication」はビートルズの曲からインスピレーションを得たのではないかと想像する。レッド・ホット・チリペッパーズは、1983年にロサンゼルスで結成、1984年に第一作を発表している。ミクスチャー・ロック(ファンクとヒップホップを、パンク・ロックやハードロックなどと混合させたロックの呼称で、和製英語)を出発点としながらも、その後方針を変えつつ今日に到っているという。第7作目のアルバム『Californication』からは、哀愁に満ちたメロディが聴こえてくる。何度かメンバーが入れ替わり、現在Anthony Kiedis(アンソニー・キーディス、Vo)、Flea(フリー、B)、Chad Smith(チャド・スミス、D)、Josh Klinghoffer(ジョシュ・クリングホッファー、G)の4人で演奏活動を行なっている。環境保護に関心を示しているA. Kiedis(Vo)はシーシェパードのスポンサーでもあるという。日本人の一人として複雑な思いだ(菜食中心なので肉類には何の思いもないのだが…)。ネット上に公式ミュージック・ビデオ「The Adventures of Rain Dance Maggie」がアップロードされている。AFNラジオ放送でよく耳にしている曲なので、些か気にはなっていた。
2011.1.16

一昨日、レコード店HMVに行って、CDを3枚2,400円で購入した。ハードカヴァー本が一冊3,000円以上する時代に、輸入盤とはいえ安い。音楽CDや映画DVDは安いのに、洋書はペーパーバックにも拘わらず高いのはなぜか。出版社が古い体質で変わらず、取次会社が利益を不当に貪っているためだろうか。偶然にも『Californication』を入手でき、アマチュア・ミュージシャン推薦のRHCPを聴く機会を得た。1枚1,000円の輸入盤を3枚買うなら、1枚800円とのことで追加したのがRHCPの一枚だった。寒気が身に沁みる今日この頃、ホットなロックで身体を燃え上がらせてみては如何だろうか。
2011.1.16

午前中、YES(イエス)『Close to The Edge』を聴きながらグログ更新をし、午後からTrivium(トリヴィアム)『In Waves』を聴きながらツイートしたりネット・ニュースを見て過ごした。今日の耐寒訓練は6時間弱だが、最近は慣れてきた所為か、結構寒さに耐えられるようになった。
2011.1.30

ロック音楽はレコードの記録面にバックワード・マスキング加工を施し、何やら怪しい信号を焼き付けてあり、ロック・ファンを洗脳するらしい。昔オカルト系の月刊誌で読んだ記憶がある。洗脳したけりゃ洗脳するがいいではないか。軟な精神の持ち主なんてこの世にいるか?少なくとも小生は大丈夫(多分)。
2011.1.31

ネット上で視聴回数を調べたみたことがある。一般に反戦歌として捉えられているCCRの「Have You Ever Seen the Rain?」が277,755回、同じく「Who'll Stop The Rain?」は6,566,463回だった。今では更に、視聴回数は上がっている筈だ。
2011.2.2

Miles Davis(マイルス・デイヴィス)の2枚組アルバム『Bitches Brew』の中の2曲目「Bitches Brew」を聴き、透明感漂うトランペットの高音にしばし酔い痴れた。これこそ正統派ジャズ・ロックか。
2011.2.10

円高が幸いして、このところ輸入盤音楽CDが1,000円台で入手でき、嬉しい限り。お陰で、我が家では今まで全く聴くことのなかったHR/HMが増えている。Black Sabbath(ブラック・サバス)、ボン・ジョヴィ、Metallica(メタリカ)、Lynrd Skynyrd(レナード・スキナード)、Ozzy Osbourne(オージー・オズボーン)等々。先週、Chicago(シカゴ)のCDが大量に入っているのを発見。
2011.2.12

昔、我が家にはロック音楽といったら、キング・クリムゾン(『クリムゾン・キングの宮殿』)、ビートルズ(『サージャント・ペパーズ・ロンリーハーツ・クラブ・バンド』、『アビィ・ロード』)、EL&P(エマーソン・レイク&パーマー)(『タルカス』)、シカゴ(『カリブの旋風』)くらいしかなかった。もちろん、ジャズやクラッシク音楽をまったく聴かないということはなかった。今でも、偶にはChick Corea(チック・コリア)の『リターン・トゥ・フォー・エヴァ』、Keith Jarrett(キース・ジャレット)の『サムウエア・ビフォー』、Weather Report(ウエザー・レポート)の『ヘヴィ・ウエザー』、モーツァルトの『レクイエム』や『魔笛』を聴くことがある。
2011.2.12

メタリカのギタリスト(ジェイムズ・ヘットフィールドか、カーク・ハメットのいずれか)はゲーリィ・ムーアのファンなのだとか。『デス・マグネティック』を、初めて聴いた時には途方もなく無機質に聴こえ、どう評価したら好いのか戸惑った。ゲーリィ・ムーアの片鱗でも発見できれば、アルバム再評価の好機になるかも知れない。
2011.2.13

『ブリティッシュ・ハード・ロック』(シンコーミュージック・エンタテイメント刊)は、ブラック・サバスに3ページも費やしながらプログレの代表的バンドであるキング・クリムゾンやPink Flyod(ピンク・フロイド)の扱いが素っ気ない…前者は『クリムゾン・キングの宮殿』&『レッド』、後者は『アニマルズ』のみ。
2011.2.13

以前から気になってた、マイルス・デイヴィスの『Bitches Brew』輸入盤2枚組を、最近ついに入手(驚異的な価格1,800円)。ディスク上面には、1999、Made in Austriaとある。ジャンルを超えた抽象、前衛音楽の趣があり、聴く者を圧倒してしまう威力には脱帽するのみ。
2011.2.13

キング・クリムゾンの『リザード』はジャズ・ロックとでもいうか、なんのことやら分からない処が凄い。結局、失敗作なんだろうかとも思ってしまうが、そうでもないらしいから流石だ。プログレッシブ・ロックのキングに相応しい作品なのだろう。ロックはクリムゾンに始まりクリムゾンで終わる…
2011.2.14

雨降りの日にはキング・クリムゾン『アイランズ』、凍えそうなほど寒い日はピンク・フロイド『炎』、迷いの多い日はキース・ジャレット『スピリッツ』、憂鬱な日はチック・コリア『リターン・トゥ・フォ・エヴァ』、ムシャクシャしたらオジー・オズボーン『ブリザード・オヴ・オズ』。
2011.2.16

Judas Priest(ジューダス・プリースト)『ノストラダムス』(輸入盤2枚組)、去年の暮れに購入し、一度聴いただけでしまい込んでしまった。最初の印象は、困惑、予想外、期待外れ等だった。音楽は、いつも聴く側の期待通りとは限らない。何度か繰り返し聴いて、やっと真価が分かる作品もあるってことなのだ。
2011.2.16

夕方、レコード店でシカゴの『ハート・オヴ・シカゴ』(輸入盤)を1,000円で購入後、店内を見て回ってたら、あるラックにスティック・タイプの音楽USB(どのように呼ぶのだろうか)の表示があった。PCのUSBソケットに接続して聴くユーザが増えてきたのか。小生はPCで、CDやDVDを再生し鑑賞しているので、そういうことなのだろうと納得したのだが。
2011.2.17

時々想い出す―「我々はどこから来てどこへ行くのか」…ダイアナ・ロスが唄っていた。神秘学の世界ではお馴染みの表現だ。しかし、人類の起源については未だに謎が多い。古代シュメール語の解読者ゼカリア・シッチンの著書『[地球の主]エンキの失われた聖書』に記述がある(真偽の程はどうなのか)。
2011.2.18

Thin Lizzy(シン・リジィ)『Black Rose』(1996年、Made in Japan)は全9曲から成る10作目のアルバム(1979年にリリース)。背景が深紅のディスク面に、黒字で焼き付けた特異なディザインのCDだ。1969年、元スキッド・ロウの一員フィル・ライノット(b&vo)に、学生時代からのバンド仲間ブライアン・ダウニー(d)、元ゼムのメンバー エリック・ベル(g)が加わり、ダブリンで結成した。リーダーのフィル・ライノットの死去から20年以上になるにも拘わらずイギリス、アイルランドでは今でも絶大な支持を得ているバンドの一つとのことだ。この10作目には、アイルランド出身のゲーリィ・ムーア(g)が参加し、弾きまくっているが、残念ながらムーアの荒々しく力強い歌唱力ある声は聴けない。終曲の「Roisin Dubh(Black Rose): A Rock Legend」は、ケルト色の強い曲だけに、ゲーリィ・ムーアの奏でるムーア節を堪能できる。
2011.2.19

ゲーリィ・ムーアはかつて、スキッド・ロウに若干17歳で、参加し2作目で脱退している。米国にも同名の、ロック・バンドが存在しているが、メンバーは明らかに違うので、まったく別なのだろう(米スキッド・ロウの結成は1989年)。ムーアはライノットとはスキッド・ロウで面識があったことから、シン・リジーの10作目に参加したのだろと勝手に想像している。スキッド・ロウの英国版は、CBS(1st.『Skid』1970年、2nd.『34Hours』1971年)から、米国版はアトランティック(1st.『Skid Row』1989年、2nd.『Slave To The Grind』1991年)から出ている。以前に、スキッド・ロウの存在を解説本(『ブリティッシュ・ハード・ロック』シンコーミュージック・エンタテインメント刊)で知り、レコード店を2,3店うろついて探したが見つからなかった。今もって入荷する気配がない…どうしてなのか。米国に同名のバンドが存在するのも不思議だ。
2011.2.19

30数年前、ビートルズの「カム・トゥゲザー」を、カセット・デッキで再生したことがある。ポール・マッカトニーの高い声が驚くほど小さく聴こえ、音響機器が壊れかかっているのかと驚いた。その後、CD で再生してもやはり結果は同じだった。低音のベースが響き過ぎなところがハードロックっぽかったな。
2011.2.22

ハードロックはビートルズから始まったのだろうか、ロックの聴き始めがキング・クリムゾンだったので未だに分からない、で済ましている(ものぐさはこれだから困る)。しかし、その後に続々現れたHR/HMは、モーターヘッドのようなバンドを除き、高音のヴォーカルに低音のベースが基調になっているようだ。
2011.2.22

一度聴いたっきり蔵い込んでいたMike Oldfield(マイク・オールドフィールド)『テューブラー・ベルズ』オーケストラ版を、久しぶりに聴いた。映画「エクソシスト」で聴いた自作自演の多重録音版のようなサスペンスフル、オカルティック(本人が意図したかどうかは不明として)な神秘的サウンドは鳴りを潜めていた。
2011.2.22

ジューダス・プリースト『ノストラダムス』(輸入盤2枚組:Made in the E.U.)を聴きながらツイートしている。最初聴いた時は正直ガッカリしたが、聴き直してみたら結構それなりに不気味でもあり、タイトルに偽りはなさそうだ。兎に角、全曲「ノストラダムス」って処がパワー全開の仕上がりになっていて満喫できる。
2011.2.25

「ノストラダムス」を聴きながらふと妄想が沸き起こってきた。ブラム・ストーカーの『ドラキュラ』を左ページに訳文、右ページに漫画(細密画)の豪華本(印刷した書籍や電子化した電書)にしたら、読者が熱狂するにちがいない。活字離れしてしまった読者に、活字から情景等を想像する面白さを再認識して貰うには最適だ。
2011.2.26

1ヶ月前、レコード店でスキッド・ロウの『The best of Skid Row』(輸入盤)を買った。帰ってから、ジャケットを見たらSkid Rowなのに驚き(ここでkをcと読み間違え)、本棚からブリティッシュ・ハードロックの解説本を出して確かめる…ゲーリィ・ムーアがメンバーの一員とある。そこで、ウイキペディアでスキッド・ロウを確認する、ボン・ジョヴィが制作に参加との説明から、同名のアメリカン・ロック・バンドと知りまたも驚く。そして、今夜またもやScid Rowを調べるため、Webブラウザの検索欄にScid Rowと入力し、注視していたら眼の前で、cからkに補正。最初、慌て者の小生がSkid RowをScid Rowと読み間違え、その儘WebブラウザでScid Rowと入力し、ブラウザが親切にもcをkに訂正して検索してくれたお陰で、スキッド・ロウが実は英国ではなく米国のロック・バンドと判明した。そうなると、我が家の本棚にある解説本は間違いか。そもそも小生がSkid RowをScid Rowと読み間違えて気付かなかったのが面白い(そんなこと云ってる場合か!)。Webブラウザの補正機能は優れているに違いない、そうなると解説本『ブリティッシュ・ハード・ロック』にスキッド・ロウの一員として、ゲーリィ・ムーアの名があるのは何故だろうと疑問が湧いてきた。
2011.3.3

Syd Barrett (シド・バレット)『The Madcap Laughs』(Made in the E.U.)から、2,30代によく聴いた『おせっかい』所収の「サン・トロペ」を思い出し、シド・バレットが歌っていたのだと気づいた。ピンク・フロイドには珍しく、寛いで演奏していたような印象を受けた…プログレというよりもジャズ・ロックとでもいうのか。「サン・トロペ」から、次にOscar Peterson(オスカー・ピーターソン)の「コルコバード」、続いてWes Montgomery(ウエス・モンゴメリー)の「バルセロナの旋風(かぜ)」が連想式に記憶の奥から出てきた。実在するスペインのバルセロナは兎も角、3曲ともラテンっぽく穏やかな南洋の初夏を想わせる。寒くなる度に、猛暑の夏に吹く熱風を想い出す。
2011.3.9

今日、街中にある珈琲店(2階)で喫煙中に初めは軽く、間もなく驚くほど強い揺れが襲ってきた。これまで経験した地震の中で最も強かった。JRは全線停止になり、帰宅できず。レコード店に行って少し様子見をすることにした。そこで2枚組Mike Oldfild(マイクオールド・フィールド)の『テューブラ・ベルズ』を発見、CDを手に取り、買おうと思った直後に余震がきた。止むなく店外に避難し揺れのおさまるのを待つ。間もなく揺れが止まったので、再度店内に入り、結局、Men At Work(メン・アット・ワーク)のCDを買った。『テューブラ・ベルズ』は日を改めて入手することにし、寒風の吹く中を徒歩で帰宅した。Men At Workとは妙なバンド名を付けたもの。どのように訳したら日本語らしくなるのだろう。「仕事中の野郎ども」、「労働者ども」それともスラングか。妄想からは正確な訳語は出てこない。やはり辞典を引かねばと思いつつ面倒が先に立ち、いい加減な訳で誤魔化す…我が家には英英辞典が2巻もあるのに。
2011.3.11

日本列島が9.0の巨大地震にグラグラ揺れた日(3.11)、レコード店で メン・アット・ワークの『Business As Usual』を買い、歩いて帰った。デヴユーしてから僅か6年で解散してしまったバンド。「ダウン・アンダー」が気に入った。ヴォーカリストのとぼけたたような、茫洋とした声が好い。
2011.3.14

トリヴィアムの『2012年2月 シドニー・ライヴコンサート』動画を観ていて、メンバーの一員が演奏しながら長い髪を振り回すのに気づいた。スラッシュ・バンドでも、長髪を振り回しているのを、何度か観たことがある。最初の中は、先鋭的なロック・バンドらしい演出なんだろうと思っていた。しかし、繰り返して観る中に動作が歌舞伎にそっくりなのに気づいた。長髪を振り回すのは、歌舞伎の真似なのではないか...今では確信に変わった。トリヴィアムは、2000年に結成した、米フロリダ州オーランド出身のメタルコア・バンドらしいのだが、1,2年前までは丸っきり知らなかった。トリヴィアムは、スピード重視の攻撃的なスラッシュメタルや、咆哮を歌唱の中心に据えるハードコアから影響を受けたと解説にはある。しかし、冷徹な叙情性を堅持する、メタリカとは若干異なるような印象を受ける。高度な演奏テクニックを有し、現在新たなメタルコアともいえる音楽性で人気上昇中らしい。『In Waves』しか知らないので、軽はずみな評価を慎みたいが、聴く度に新しい発見をする。過激度ではメタリカに並びながら、意外とメロディ志向でもあるようだ。以前にバンドの中心的存在Matthew Kiichi "Matt" Heafy /Matt Heafy(マット・ヒーフィ、vocals, guitar)がツイッターで呟いていたことがある―’Top Current Rock Albums chart’でNo.1に、バンドとして’metal radio’でNo.1になったという。スラッシュ・バンド四天王の中、初志を貫いているのはSLAYER(スレイヤー)だけらしい。ライヴ動画で観る限りトリヴィアムは全員若いので今後に期待できそうだ。メタルコア・バンドとしてのトリヴィアムが、今後どのように変わって行くか楽しみだ。しかし、同時に不安がないでもない。なにしろ、咆哮を主体とする過激な歌唱法が喉にかなりの負担になっているだろうから。声が潰れたら、却って時代に流されずに済むかも知れないが…レミー・キルミスターに続けえ―。
2011.3.14

J.Giles Band(J.ガイルズ・バンド)、Talking Heads(トーキング・ヘッズ)、 メン・アット・ワーク…今のように閉塞感漂う時期には懐メロ・ロックは心地好く聴こえる。偶には昔流行ってた曲もいいものだ。心配ばかりしていてもどうにもならない、何事にも時期がある。
2011.3.22

HR/HMを聴きながら文章を書くのが一番はかどる、いうなればロック依存性か。先刻まで、Led Zeppelin(レッド・ツェッペリン)の「Achilles Last Stand」を聴いていた 。一度聴いただけでは分からない。ジューダス・プリーストの『Nostradamus』と同じか。
2011.3.22

10年ほど前から音楽CDは余裕ある時に限り、紙ジャケを買っている。真っ先に買ったCDはキング・クリムゾンのアルバムだった。ここ2,3年前頃からRolling Stones(ローリング・ストーンズ)のアルバムも紙ジャケが増えてきた。 HR/HMファンとしては喜ばしいことだし、価格が下がってくれたら尚うれしいんだが。
2011.3.23

エマーソン・レイク&パーマー『恐怖の頭脳改革』(原題 『Brain Salad Surgery』)…1曲目「イエルサレム」の荘厳な響きが、映画『2001年宇宙の旅』の主題曲、リヒャルト・シュトラウス『ツアラトゥストラ』と二重になって聴こえるような錯覚に陥る。H.R.ギーガのディザインによる、両開きジャケットの絵が、映画『エイリアン』に登場する異星生物とは別の驚きを搔き立てる。
2011.3.27

ジョン・ウエットンがメンバーの一員になっているUKが、32年ぶりに再結成した。4月に来日し、公演するとのことで、ロックファンにとっては朗報だね。科学同様、音楽に国境はない。普段ロック音楽に関心ない人も聴いて損はない。被災地復興のきっかけとして強力な後方支援になるようねがっている。
2011.3.30

メタリカ『Beyond Magnetic』(2012年、Made in the E.U.)は『Death Magnetic』(2008年の9作目アルバム)のセッションから生まれた未発表曲4曲を北米限定で’iTunes’等のデジタル音楽配信サーヴィスに、配信した音源が元になっている。フアンクラブ入会者にのみ提供していたEP(シングル)をCD化したメタリカ・ファン待望のアルバムだ。ガレージバンド特有のストレートでラフな仕上がりになっているらしい(素人の小生には明確な違いが分からない)が、これはこれでメタリカらしいサウンドに聴こえる。4曲の演奏時間は合計29分強。『Death Magnetic』(10曲合計1時間15分弱)に比べると、メタリカのアルバムとしてはボリュームの不足感は免れないが、『Death Magnetic』番外編とでも捉えるなら、これで好いのではないだろうか。長編の番外編として短編小説が4編、別の装丁で出たようなものかもしれない。
2011.4.9

3.11の地震以来、行ってなかったレコード店で、Blue Öyster Cult(ブルー・オイスター・カルト)の『Secret Treaties』を購入した。聴いたことない、そう思ったが違っていた。終盤に「Born To Be Wild」が入っている。ピーターフォンダ、デニスホッパーの出ていた映画で聴いた憶えがある。
2011.4.10

ツイートし終わって、煙草吹かしていたら、AFN放送からビートルズの「Come Together」が聴こえてきた。「皆アツマレー、今からアビー・ロードをデモ行進だ!」…そんな風に聴こえる都知事選投票日だ。今日のタイムライン(ツイッター)は何時もの十倍は賑わっているように見える。
2011.4.10

都知事選の投票結果に失望しながらブルー・オイスター・カルトの『Secret Treaties』を聴いている。’Bonus Tracks’5曲の中に「Born To Be Wild」があり、チョット得した気分になっていたが、ステッペンウルフの曲だった…スッカリ忘れてしまっていた。
2011.4.10

ピンク・フロイド『狂気』に、’dark side of the moon’と唄ってる箇所がある。日本語では月の裏側だが、本来なら月の太陽側と呼ぶべきか。地球側からは年中見えないので’dark side’なのだろう。人間にも硬貨と同じように裏表があり、他人に見えない方は’dark side’だ。
2011.4.13

ブルー・オイスター・カルト『Secret Treaties』とディープ・パープル『Deep Purple In Rock』を聴き比べたみた。ディープ・パープルのパワーには、まったく敵わない印象だ。米国版ブラック・サバスを目指したが頓挫してしまったのは当然だったか、なんてそんなことはどうでもよい…これからも聴き続けるつもりだ。
2011.4.13

3/11、マイクオールド・フィールド『The Collection』(輸入版2枚組)を買うつもりで手に持った途端、余震に揺れ、買いそびれたが、今日(4/14)目出たく入手した。我が家の強力な「御守り」になってくれるに違いない。2枚目に入ってる曲は、アラン・パーソンズ・プロジェクトの曲風に似ているような気がする。楽器編成の所為か、兎に角、単独で仕上げたマイク・オールドフィールドには只々驚愕するほかない。
2011.4.14

ツイートしながら『The Collection』の2枚目を聴いてたら、何時の間にかアラン・パーソンズ・プロジェクト調からゲーリィ・ムーア調に変わった。慌てて曲名を確認すると’Wonderful Land’だった。『The Collection』(2枚組)は、「Tubular Bells Part1 2」を含む全18曲。ケルト民謡の節回しが、随所に入っていて期待以上の曲ばかりだ。アイリッシュ・ウイスキーのオン・ザ・ロックでもあれば申し分ない…って現在はもう禁酒して久しい。年末、年始、真夏の3回、一度に缶ビールを一缶程度呑んでいるので、断酒などと宣言していたのはトンデモナイ思い違いだった。
2011.4.15

マイク・オールドフィールドが演奏する「Wonderful Land」(ShadowsのためにJerry Lordanが作曲)を聴いてる間、「新天地」を想像していた。人間は適応力が高い、被災地に居住し続けて繰り返し被災に遭うよりも、居住地を変えてみるのも別の生き方として好いのではないかと想った。当事者でないからこそ言える、無責任発言かもしれないが…
2011.4.16

国産の音楽CDには歌詞が付いてくるが、輸入版には付いてこない。最近は、輸入盤を買うほうが多くなり、歌詞を聴き取るのに難儀する。ロック音楽は、早口言葉のように速い(TOTO「Stranger In Town」)。『ヘヴィロック、ヘヴィメタル歌詞大全集』なんてのが出ないものか…ファンが書店に殺到するかもしれない。
2011.4.19

TOTO「White Sister」は魔女を歌ってる曲かと思っていた。AFN放送でレディ・ガガの「アレハンドロ」を聴いて興味が湧き、ウエブで「アレハンドロ」を検索したみた。昔の古い映画によると、戦死の誤報を信じ悲嘆の余り尼僧になってしまった妻と夫アレハンドロ大尉との悲恋物語で、’White Sister’とは尼僧のことだという。
2011.4.20

Gary Moore(ゲイリー・ムーア)『Corridows Of Power』、Electric Light Orchestra(ELO)『Discovery」』の、例によって輸入版を購入した。今更ELOでもないだろうけど、ヒットしていた時代には聴いてなかった…'turn to stone'だけは憶えている。ゲーリィ・ムーアの『Corridows Of Power』からは、ケルト民謡を基調とした、お馴染みのゲーリィ節が聴けそうだ。これで、我が家にゲーリィ・ムーアのCDが更に増え、喜ばしい限りだ。アルバムの1曲目、「Don't Take Me for a Loser 」は『Wild Frontier』路線で疾駆する。曲目が変わるに従い『Still Got The Blues』調に。しかし目まぐるしく変転し、緩急自在だ。
2011.4.23

短編小説を集めたのがアンソロジーなら、HR/HM の世界にも何々選曲集があっても好いのにとんと見かけない、どうしてなんだだろう。アンソロジーの出来は、選曲者が如何に鋭く豊かな感性の持ち主かで決まる。音楽は聴く者にとって、活字を読む行為よりも強烈なインパクトを与える。ロックファンなら歓迎するはずだ。
2011.4.25

Rainbow『Ritchie Blackmore's Rainbow』は、Ritchie Blackmoreが単独で出すつもりが、Rainbowの第一作になったアルバム(理由は失念した)。曲の中から、新天地を目指す人々の、活気に溢れた明るい笑顔が溢れ出してくるようだ。
2011.4.28

我が家にあるビートルズは『Abbey Road』、『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』の2枚っきり。レコード店に行き、どんなアルバムがあるか立ち見した。先ず、全3巻のアンソロジーが、次いで『Yellow Submarine』が眼についた。『Yellow Submarine』は輸入盤にも拘わらず2,000円以上で、通常の輸入盤の倍額だった。流石ビートルズだけのことはある。アンソロジーは、アルバム毎に選曲してパッケージ化してあるようだ。帰宅してから、女性名を付けた曲をネットで調べた結果、7曲(CD1枚分)はあることが分かった。女性名の付いた曲をアルファベット順に並べると次のようになる。「Anna」、「Eleanor Rigby」 、「Julia」、「Lucy In The Sky With Diamonds」、「Lovely Rita」、「Maggie Mae」、「Martha My Dear」…丹念に調べたら、もっと見つかるかもしれない。アンソロジーにすると、プレゼント用に最適ではないかと思うのだが。
2011.4.29

ロック音楽から特定の曲を選曲、ジェイ・ガイルズ・バンド「センターフォウルド」やジョン・フォガティ「センターフィールド」のように似通った曲名、さらに似通った旋律を収集し、ロック版『クトゥルー』などといったアンソロジーにする。もしこういったパッケージが出たら、ファンが飛びつくにちがいない…そう単純にはいかないか。
2011.4.29

Jethro Tull(ジェスロ・タル)の『Aqualung』は紛れもないジャズロックだ。キング・クリムゾンの『Lizard』を初めて聴いた頃、他の曲との大きな違いに失望したものだが、いま思えば小生に鑑賞力がなかった所為だ。『Lizard』こそ最古のジャズロックに違いない…って化石か。
2011.4.29

ジェイ・ガイルズ・バンド「のセンターフォウルド」は1981年に初出し、ジョン・フォガティの「センターフィールド」は1988年に初出した。前者は雑誌等の見開き中央部分を意味し、後者は野球のセンターを意味している。違いは一目瞭然だが曲には相似性がある。ユングの云う共時性が作用したか。
2011.4.29

1970年にデヴューしたシン・リジィの2nd.アルバム『Shades Of A Blue Orphanage』はパッとしなかったが味わい深い曲が多く、また聴いてみたくなるハードロックだ。ゲーリィ・ムーアが一時期加わったこともあり、イギリスやアイルランドでは今でも同バンドの人気は絶大らしい。
2011.5.2

Asia(エイジア)の1st.アルバム『Asia』(全9曲)を聴いていて気づいた。「Heat of the Moment」に始まり、「Here Comes the Feeling」で終わっている。2曲目から8曲目の頭文字はO、S、O、T、W、W、Cで意味なしだった。接角、期待したのにガッカリ。
2011.5.8

エイジアのファースト・アルバムは『Asia』だし、Greg Lake(グレッグ・レイク)のソロ・アルバムは『Greg Lake』だ。前者のバンドの一員ジョン・ウェットンおよびグレッグ・レイクは、キング・クリムゾンの元メンバーだった。バンド名や個人名をそれぞれ、アルバム名にしているのが甚だ不満だったに違いない…と思ったら、個人名をアルバム名に付けるのは自信の表れなのだとか―知らなかった。
2011.5.9

昔、マイルス・デイヴィスの’Bitches Brew’をビッチェズ・ブリューと表記していたそうだ。それでは、酷すぎるってことになり、ビッチズ・ブルーに変えたという。John Toland(ジョン・トーランド)著『Adolf Hitler』の翻訳版では、書名が『アドルフ・ヒトラー』になっていた…ヒットラーでは強すぎか。
2011.5.9

定年退職してからタップリ時間があるお陰で、2,3日おきにレコード店、書店等の店内を彷徨く日が増えた。書評を読んだり解説本を読んで小説や音楽CDを探すより、その場で適当に判断して買った方がワクワク感がある。好い書物や音楽に出遭った時には、満足感は途轍もなく高まり退屈することがない。
2011.5.9

<HRによる核戦争予知>
1.Greg Lake『Greg Lake』(グレッグ・レイクのソロデヴュー・アルバム)…「Nuclear Attack」、Journey『Frontier』…「Chain Reaction」、Asia『Asia』…「Heat of The Moment」。
2.Asia『Omega』…「End of The World」、Gary Moore『Corridors of Power』…「End of The World」、Doors『The Doors』…「The End」。
フィリップK.ディック流に云うなら何かがおかしい。グレッグ・レイクの「Nuclear Attack」は、バンドに参加したゲーりィ・ムーアの作品で、そのゲーりィ・ムーアは「End of The World」を歌い、ギターを弾いている。Journey(ジャーニィ)の「Chain Reaction」からDoors(ドアーズ)の「The End」で終末を迎えることに?
2011.5.10

音楽CDを買うなら、レコード店の分野別売り場で、それまでに聴いていない音楽を勘をきかせて選ぶのが好い。ひょっとすると詰まらないのじゃないかなんて余計なことを考えず、取り敢えず聴けそうなのを選ぶ。当たり外れはあるかもしれないが、外れでも構わないと覚悟する。意外と聴けるのが見つかる。そのようにして探し当てた音楽CDがジェスロ・タル、メタリカ、スキッド・ロウ、シン・リジィだった。解説書を買って読むのは、CDを買ってからの方が好い。聴いているうちに何かが体得でき、何時の間にか通になっているかも知れない…音楽は頭の糧だ。
2011.5.11

ベートーヴェン『交響曲第5番』、シューベルト『弦楽四重奏曲第14番』、ジューダス・プリースト『ノストラダムス』、ブラック・サバス『パラノイド』には、共通性がある。運命が戸を叩いたり、死神が擦り寄ってきたり、大災厄が天から降りかかってきたり、夜道をなにかが足音を轟かせて追ってくる。
2011.5.14

ブラック・サバスのアルバム『パラノイド』2曲目の地響きが聴こえてきそうな低音は、クトゥルーに登場する邪悪な怪物の動きを想起させる。深宇宙の暗黒世界からやってきた邪神が、夜道を這うようにして追ってくる。音楽の方が小説よりも恐怖心が沸き起こり易いのは、聴く者の感性を直接刺激するからに違いない。
2011.5.14

Fleetwood Mac(フリートウッド・マック)の「Dreams」をFM放送で聴いて以来Macを愛聴して20数年になる。PCのMacとは全く縁がない。またCarol King(キャロル・キング)の「It's Too Late」も最初はFM放送で聴いた。キャロル・キングは、シンガー・ソング・ライターの中でも卓越した才能の持主だ。
2011.5.15

エマーソン・レイク&パーマーの『TARCUS』や『Brain Salad Surgery』、キング・クリムゾンの『In The Court of The Crimson King』のジャケット・ディザインは斬新で古さを感じさせず、躊躇うことなく買ってしまう。聴いてから買うか見てから買うか迷わない。
2011.5.15

昨夜、The Who(ザ・フー)『Then and Now:1964―2004』を聴いていて、「5:15」が傑作なのに気づいた。今日、ウイングス『Band on The Run』所収の「Nineteen Hundred and Eighty Five」を聴いた。ヒット曲の多い中でも、ずば抜けて素晴らしい曲だ。
2011.5.18

映画では、音楽がしばしば効果を上げる。ジョン・カーペンター監督の『遊星からの物体X』の、エンニオ・モリコーネが作曲した音楽を思い出す。遊星から地球に飛来し、南極の氷の中で数千万年間眠り続けていた異形の生物が、越冬隊隊員に忍び寄り乗り移る。不気味な音楽が、観る者の恐怖を掻き立てる。また、チャールズ・バーンスタインの音楽が、非常に怖かったのは映画『エンティティー』だった。フランク・デ・フェリータ(映画『オードリー・ローズ』原作者)の原作を元にした映画だ。『リング』の中田秀夫監督に、『エンティティー』のリメイク依頼がきているそうで、どんな作品に仕上がるのか楽しみだ。
2011.5.19

ピアース・ブロスナン主演の映画『ノーマッズ』はビル・コンティの音楽が極北の荒涼とした氷原を彷彿とさせ透明感漲る音色が効果を上げていた。コンティは卓れた映画音楽を作曲してきた音学家だが、最近はまったく名前を見かけなくなった。『ライト・スタッフ』ではホルスト『惑星』を効果的に取り入れていた。ショーン・コネリー、ミシェル・ファイファー等が出演した『ロシア・ハウス』ではジェリー・ゴールド・スミスの音楽が素晴らしかった。ソ連崩壊直前、東西情報戦の最中、小出版社を経営する英国人とロシア女性との恋愛を絡めたスパイ映画だった。大人の純愛物で通りそうなほど音楽が効果を上げていた。
2011.5.19

モーツァルト作曲 歌劇『魔笛」』(EMI)はオットー・クレンペラー指揮/フィルハーモニア管弦楽団が決定版。ネットで調べたら、評価が非常に高かったので大満足。ソプラノ歌手グンドラ・ヤノヴィッツの果てしなく透明な美声には只々聴き惚れるのみ。ライナー・ノーツを失くしてしまったのが残念。
2011.5.20

キング・クリムゾン『Thrak』の「Inner Garden Part1&2」を聴くたびに、仏伊合作『予告された殺人の記録』(アントニー・ドロン主演)の一場面を思い出す。枯葉が舞い散る廃墟と化した教会敷地内を一羽の鳩が飛ぶ場面だ。この世の終りを暗示させる強烈な印象だった。
2011.5.23

ウエザー・レポートの『Heavy Weather』は、 チック・コリアやキース・ジャレットのピアノを主軸においた演奏に比し、キーボードを主体にしてる所為か、きらきらフワフワ感が漂う。その光が乱舞するが如き軽い演奏を重力作用でガッチリ纏めているのがベースだ。確かにヘヴィだな。
2011.5.24

久しぶりにテナー・サクスソフォン奏者、Stanley Turrentine(スタンリー・タレンタイン)の「スタン”ザ・マン”タレンタイン』を聴いた。暑い屋内に涼風が吹くように、タレンタインのテナー・サックスが響き渡り、寝不足のぼんやり頭が、たちまち息を吹き返した。
2011.5.26

ウェストコースト・ロックの雄、ドゥービー・ブラザーズのアルバムは、今でも人気が高いようだ。ビートルズほどではないにしろ、レコード店の売場にズラッとアルバムが並んでいる。再結成を加え、デヴューから40年は流石だ。金欠病から脱したら収集したい。ザ・バンド、レナード・スキナードの隣に入れる。
2011.5.26

シカゴ「サタデー・イン・ザ・パーク」を聴きながら、ウエブ・ブラウザの検索欄に'Chicago ,Saturday In The Park'と入力したら、歌詞(Lyrics)を読めるサイトが開いた。歌詞の最後に、’change the world’、’Yes I can’とあった。
2011.5.30

今よりも若い頃、新宿西口にあるスナックでビール呑んでいたら、カウンター内にいた女子大生風令嬢に、好きなロック・バンドは何かと聞かれた。詳しくもないのに咄嗟にシカゴと応えたら、うるさいから嫌いだといわれた。たしかに、ブラスは金管楽器だから耳に堪える。
2011.5.30

大人気のデス/ブラック・メタル分野のロック・バンドに比較したら、シカゴの演奏は今となっては上品すぎる。メタリカの耽美的かつ硬質な演奏には、一種独特な魅力があり、数枚しか持っていないアルバムを偶に聴くことがある。HR/HMで草臥れた耳には、シカゴの曲は暫しの寛ぎ、癒しになる。
2011.5.30

シカゴを朝8時頃に聴いた。「朝っぱらからロック聴いてどうする?」―そう自問したが、スピーカーから「Saturday In The Park」が聴こえてきたら、違和感がないのに気づいた。ロック・バンド「シカゴ」の本場では、カラオケでシカゴのロックを歌うのだろうか… 案外、カラオケ向きのロックだ。
2011.5.30

最近、毎日のようにHR/HMを飽きもせず聴いてて、自分の好みがやっと決まってきた。小説を永年読んできて気づいた時より、格段に絞りこむのが速くなったのは、よく考えてみれば年老いて限界に達しただけなんだ。それとも音符と活字では頭脳の使用領域が違うのだろうか。そうなら、まだ限界ではないか。
2011.6.1

Rainbow(レインボー)の1st.アルバム『Ritchie Blackmore's Rainbow』と2nd.アルバム『Bent Out of Shape』を聴き比べ、ヴォーカリストが違うのに、気づいた。ネットをあちこち彷徨いて調べてみたら、前者がRonnie James Dio(ロニー・ジェイムズ・ディオ)、後者がDoogie White(ドゥギー・ホワイト)とのことだった。
2011.6.2

聴きながしながら、キーを叩く習慣が染みついてて、似たような声なら疑問にも思わない…困った性癖だ。『Bent Out of Shape』中の2曲目、荘重なモーグ(素人の耳にはオルガンに聴こえる)の演奏で始まる「Can't Let You Go」は、今さらながら傑作だなーと感服してしまった。
2011.6.2

日本版が輸入版とアルバム名が違うのは混乱の元ではないのだろうか。『Ritchie Blackmore's Rainbow』が『銀嶺の覇者』なのは好いとして、『Bent Out of Shape』が『ストリート・オブ・ドリームス』になるのは感心しない。これではまるで別アルバムになる。
2011.6.2

スキッド・ロウ『The Best of Skid Row』所収の「18 and Life」は、歌詞を読むまで意味不明だった(英語なので少しだけ理解できたが)。18歳、俺の生きざまって感じで、破滅人生まっしぐら。ディスク上面の、モーターサイクルの車輪に、2重に交叉したスポークの絵がHMの雰囲気を漲らせている。スキッド・ロウの一員、レイチェル・ボランを調べてみた…れっきとした男だった。レイチェルを女性名だとばかり思い込んでいた。何方でも通用するらしい。コナン・ドイル著『緋色の研究』に登場する刑事は、犯人が壁に残した’Rachel’を文字通りに解釈したが、ホームズはドイツ語で「ラッへ」(復讐)だと指摘する。
2011.6.3

ヘヴィメタル・バンド スキッド・ロウはデヴューに際してそれまでメンバーの一員だったヴォーカリスト(名前失念)からセバスチャン・バックに変えた。聴き間違いかも知れないがボン・ジョヴィの声によく似ている。採用するに当たり彼の意向が働いたのか。両者は日本でデヴューした・・・なるほど。
2011.6.3

「Change the World」…シカゴ(「Saturday In The Park」)やEric Clapton(エリック・クラプトン、「Change The World」)が、ロックで世界に変革を訴えるが、日本では政治家は勿論、当事者も相変わらず意識を変えようともしない…何処吹く風だ。
2011.6.4

エリック・クラプトン、ローリング・ストーンズには同名の「Miss You」がある。クラプトンは相手に切々と語りけるように歌ってる。ストーンズの方は、語りかける相手(’Lord’とは一体なにものか)にちょっと問題がありそう…まあいいか。日本では政治家は、己れのことしか考えず。
2011.6.4

エリック・クラプトン、レナード・スキナードにはスゥイート・ホームがある…「Chicago」、「Alabama」だ。しかし、日本の被災者はスゥイート・ホームを失っただけではない、明日の生活にも苦しんでいる。日本の支配層の連中は、人間らしく思考することができないのか。
2011.6.4

シカゴがいくら訊いても (「Questions67&68」)、風がシカゴの声を何処へか吹き飛ばしてしまい、日本にまでは届かない。あの世のレナード・スキナードは応えようにも応えられず苛々しているに違いない(「Don't Ask Me No Questions」)。
2011.6.4

ボン・ジョヴィ、スキッド・ロウ、Cheap Trick(チープ・トリック)...いずれも日本でデヴューし、ヒットを飛ばした。3者に共通するのは、それだけではない。当初、日本の若い女性(含、女の子)が支持した。面白いのはスキッド.ロウ。デヴュー当時、ロック・ファンはボン・ジョヴィの弟分と見做していたそうだ。
2011.6.7

チープ・トリック...バンド名だけは知っていた。ハードロック・バンドとは調べてみて初めて知った。トム・クルーズ、ケリー・マクギリスが出ていた『トップ・ガン』の挿入曲「Mighty Wings」はチープ・トリックの提供した曲だった。このバンドのお陰で有名になったのは武道館の方か。
2011.6.7

日本でデヴューし人気が出たチープ・トリックは、単純明快なメロディーで覚え易かったのだろう。俳句や短歌を嗜む日本人向きのバンドだったが、短命に終わった。ネーミングが良くなかったのかも知れない。もっと、格好いいバンド名にしたら残ったはずだ。今でもファンがいる..証明してるのでは。
2011.6.7

キング・クリムゾン『In the Court of the Crimson King』は、昔、ふらりと入ったレコード店で購入した。カセット・テープの上面に、「ビートルズの『アビー・ロード』を抜いた」…そう書いてあった。ビートルズ…それまでバンド名は知っていたが聴いたことはなかった。
2011.6.8

キング・クリムゾンの曲を初めて聴いた時の感覚は、まるでリキュール酒’アブサン’を味わった時の、なんとも表現し難い感覚に似ている。口あたりの悪い’アブサン’は、一度でも味わったら二度と忘れない。クリムゾンの曲も同様で、一度聴いたら頭にこびりつき、何時までも残る凄まじい/独特な曲だ。独特な曲の源は、メロディよりもサウンドそのものにある。リーダー、ロバート・フリップのストイックなまでに一切の妥協を廃した音創りは、他のメンバーを疲れさせ、バンドから離れさせる。離れたミュージシャンは反動から極端な方、よりポピュラーな方へと向う。エイジアのジョン・ウエットン然り…。
2011.6.8

映画『METAL』は、カナダ西部ヴィクトリア出身の、人類学者サム・ダン他2人が監督した映画だった。メタル・ロックを取材して、米英からさらにノルウェーにまで足を延ばし、ロック・ミュージシャンにインタヴュー等を行なったドキュメンタリーで、ヘヴィメタルの現状を知りたいファンのみならず、洋画ファンにとっても必見だろうと思う。北欧のロックはヘヴィなだけではなく、スピード重視で疾走する。映画『METAL』は、米英を駆け抜けノルウェーにまで乗り込み取材した。そのパワーには恐れ入るばかりだ。3人の監督の中、サム・ダンは幼い頃からメタル・ロックの世界にドップリ浸かっている。大学では人類学を専攻した異色の人物。サム・ダンの徹底ぶりは、元気をなくしている日本人にとって、大いに参考になるのではないだろうか。集中力と持続力さえ発揮できれば、夢の実現も不可能ではない。運の悪さを嘆いているより、一歩でも二歩でも、夢の実現に向けて歩んで/走って行きたい。兎に角、這ってでも構わない、前進あるのみだ。
2011.6.9

昨日に続き、本日も朝っぱらからレナード・スキナードを聴く。サザン・ロックこそアメリカン・ロックではないだろうか…人間は死して名を残す。カントリー・ミュージックっぽいロックとの最初の出遭いはザ・バンドだった。
2011.6.13

ピンク・フロイド『狂気』をカセット・テープ時代に、しょっちゅう聴いていた。キング・クリムゾン『クリムゾン・キングの宮殿』よりも、聴く回数では多かったかも知れない。狂人を’lunatic’と呼ぶのは、月の女神に語源を持つからなんだとか。そう云えば、『月の魔力』を昔読んだことがある。
2011.6.13

机の抽斗を掻き回してたら、Grateful Dead(グレイトフル・デッド)『American Beauty』が出てきた。アメリカン・ビューティとは妙なアルバム名だ。去年、HMVで買い、すっかり忘れていた。「60年代ヒッピー文化…を代表するアーティスト」なのだそうで、米国では今でも根強い人気があるという。
2011.6.14

グレイトフルデッドの曲は、ウッドストックでロック音楽に熱狂した若者達が好みそうな曲だ。合衆国では未だに根強い人気があるという。グレイトフルデッドはウッドストック・ロックフェスティヴァルに参加し、「St. Stephen」を演奏したらしいのだが映画を観たのに気づかなかった。
2011.6.14

数年前に入手した映画『Woodstock』(Director's Cut 40th Anniversary Ultimate Collector's Edition)は、2枚組に相当する両面録画で約4時間ロック音楽を楽しめる。再生して画面を観ていたら、A面、B面が逆になっているのに気づいた。A面が’Woodstock 3 Days of Peace & Music Side B:’となり、B面が同’Side A: ’となっている。途中を再生してみたら、ジョーン・バエズがカメラの方を向いて「順序がメチャクチャ」と不満を述べていた。演奏が、頭初の予定通りに進行しなかったためで、ディスクのA、B面について言っているのではないのだが、偶然にも「メチャクチャ」で一致してしまった…共時性か?
2011.6.14

ベートーヴェンの『ラズモフスキー』を聴いていた時代、小生はまだビートルズの存在を知らなかった。海の向こうではすでに有名になっていたが、来日したのは数年後だったと記憶している。日本中がビートルズで盛り上がってる時代、せっせっとジャズを聴いた。今より平和そうで、幾分増しな時代だった。
2011.6.17

J.ガイルズ・バンド『Best of the Geils Band』は、調べてみたら、1979年に出たアルバムらしい。30代後半に、カセット・テープで聴いた「Sanctury」は、1978年に出ている。初めて聴いた時から、好みに合うバンドだったが、一巻だけで終わってしまった。
2011.6.18

レコード店には、7枚組のアルバム(3,500円)が入荷している。見つけてから1年以上になるが、誰も気づいていないようだ。今度行ったら買ってこよう…そう思って愚図愚図していると売れてしまって無い、なんてことがあるかも知れない。7枚組なら、1枚500円になる。レコード会社の大盤振る舞いなのか、在庫整理のためなのか。「サンクチュアリ」はロック界に名を残す傑作だ。『Freeze Frame』に入ってる「堕ちた天使」は1981年に出た当時話題になり、アルバムは6週間全米で第1位になった…なんて知らなかった。
2011.6.18

メタルロックを聴き続けた後に、グレイトフル・デッドの『American Beauty』(1970年、6th.アルバム、Made in Germany)を聴いたら拍子抜けするに違いない。ジェリー・ガルシアのキーをずらした歌い方こそ、素朴な合衆国々民のテイストなのかもしれない。1967年のデヴュー作は、のっけから『The Grateful Dead』とバンド名を付けたアルバムなだけに、余程の自信作なのだろう。ライブでの即興演奏を得意とし、公演が8時間にも及ぶこともあったというが、1995年にリーダーのガルシア(G/Vo)の死去に伴ない解散した。グレイトフル・デッドは、米国を代表する伝説的バンドで、SF作家ウイリアム・ギブスンのような「デッドヘッズ」なる熱狂的ファン が、米国には今でも存在するとか。
2011.8.7

グレイトフル・デッドは、1965年にサンフランシスコで結成、1967年にデヴューした。リーダーのジェリー・ガルシアが『Funk&Wagnall's New Practical Standard Dictionary』から、適当に拾い出した’Grateful Dead’をバンド名に決めた。小生は最初、’Grateful’を’Greateful’と読み間違え、「偉大なる死」の意味だろう思っていた。しかし、’Greateful’ではなく’Grateful’だった(’Grateful Dead’には「安楽死」の意味がある)。ジャンルは、ロック、ジャズ、ブルース、カントリー等多岐に亙る。名前から察するに、スペイン系と思われるジェリー・ガルシアは、英語を母国語としない外国人に適した『Funk&Wagnall's New Practical Standard Dictionary』(昔、多数の日本人旅行者が、必ず買ってきたという辞典)を愛用していたのかも知れない。
2011.8.7

メタリカ『Ride The Lightning』 (1984年、2nd.アルバム、Made in Japan)…以前に、交響楽団との協演による「The Call Of Ktulu」の動画(メキシコでのライヴ)を視聴し、その圧倒的な迫力にメタリカの底力を知った。このアルバムの1曲目、「Fight Fire With Fire」は、聖書の語句「目には目を…」を連想させる。「核には核を」、つまり核戦争ということになるだろうか。宇宙空間で、核爆弾を炸裂させた場合、強力な電磁波が発生する。最終8曲目、「The Call Of Ktulu」こそ、ラブクラフトの「The Call Of Cthulhu」から霊感を得たのだろう。
2011.8.22

ジューダス・プリースト『ノストラダムス』(2008年作、 Made in the E.U.)は、CD2枚組(全23曲)、「Dawn Of Creation」から始まり「Future Of Mankind」で終わる。ロック・オペラと捉え、聴いてみるのがいちばん好いのかも知れない。ジューダス・プリーストは、1969年にイギリス・バーミンガムで結成、1974年にデヴューしたヘヴィメタルバンド(愛称「メタル・ゴッド」)。シャウトを伴う広い音域を生かした歌唱(ロブ・ハルフォード)と ツインリードギター(グレン・ティプトン、K.K.ダウニング)が特徴と解説にある。ファンは、ヘヴィ・メタルの様式を確立した立役者として尊敬しているらしい。1970年代中期にはヒラヒラ衣装や、カウボーイハットを着用していた。1979年『Killing Machine』を境に革と飾り鋲を基調とした、男らしいファッションに転向した。ディスク1の2曲目「Prophecy」を聴くだけでも、価値は充分あると思うのだが、ヘヴィメタル・ファンは『ノストラダムス』に、どのような評価をする/しているのだろうか。メタリカやトリヴィアムが演奏したら、まったく違う曲に聴こえるかも知れない。
2011.9.14

ビートルズと同年代のキング・クリムゾンの『クリムゾン・キングの宮殿』(『In the Court of the Crimson King』、1969年作、紙ジャケ日本版)は、敢えていうならば、プログレっぽくジャズっぽい、ヘヴィかつ孤高の前衛派ロックだ。アルバム冒頭の曲「21世紀の精神異常者」(「21st Century Schizoid Man」)だけでも聴く価値はある。導入部の電気信号がビリビリっと脳内に拡がる感覚は、他のロックにはない。実験的な音作り、曲作りに徹底的に拘り、寸毫も妥協するところがないのには感服するほかない。以前、日本の弦楽四重奏団「モルゴーア・クァルテット」が、「21世紀の精神異常者」を演奏…と書いてあるのを雑誌で読んだ憶えがある。他に「太陽と戦慄パート1」や「Ladies of the Road」、イエスの「Siberian Khatru」(アルバム『Close to the Edge』に所収)等をも演奏している。団員全員かなりの実力者で、数年前にプログレッシヴ・ロックのみの演奏会を開いたというから、一ロックファンとして嬉しい限りだ。マイルス・デイヴィスがジャズとロックを融合した『ビッチズ・ブルー』を発表したのは、奇しくもキング・クリムゾンがデヴューした1969年だった。
2011.9.23

ビートルズ全盛時代にジャズを聴いていた旋毛曲がりだったが、キング・クリムゾン『クリムゾン・キングの宮殿』をレコード店で見つけ、迷わず買ったのが今となっては遠い思い出になってしまった。以来、ロックはキング・クリムゾン一辺倒で通してきたが、定年退職間際からHR/HMにのめり込み現在に到る。キング・クリムゾンの他に、ディープ・パープル、レインボー、MOTÖRHEAD(モータヘッド)、メタリカと手を広げ、この1,2年はトリヴィアムに注目している。メンバーは未だ若いので、今後の活躍に期待できる。中心的存在のMatt Heafy(マット・ヒーフィ)は岩国出身の日系米国人で、チームをまとめていける資質があるようだ。
2011.10.10

ロック音楽には忌まわしい噂が絶えないが、聴くだけで邪念に取り憑かれると思っているなら単純すぎる。意識の持ちようでどうにでもなる。ディスクにバックワードマスキング(一時話題になった)を施してあろうが、影響を受ける柔な人はいないはずだ。物は言いよう気の持ちようで変わるのがこの世界だ。
2011.10.10

カセット・テープ全盛時代に聴いたことのある、エイジアのデヴュー・アルバム(1982年)『Asia』日本版には、『詠時感~時へのロマン』なるシックリしないタイトルがついていた。アルバム名としては、最悪の部類に入るのではないだろうか。1年以上前に入手したこのCDには、輸入版にも拘わらず、生産国名の明記がない(ディスク上面に「1982 The David Geffen Company」の表記があり、正式なディスクの筈なのに何故だろうか)。これまでに入手した輸入版CDには、すべて生産国名の明記があったのに、入手した『Asia』には見当たらない。メンバーは、ジョン・ウェットン(vo.b/元キング・クリムゾン)、カール・パーマー(ds/元エマーソン・レイク&パーマー)、ジェフ・ダウンズ(kbd/元イエス)、スティーヴ・ハウ(g/元イエス)で、全員がプログレッシヴ・ロック界で既に名の知れたミュージシャンだった。エイジアを、スーパー・グループと称するのは当然なのかも知れない。前評判通り、デヴュー・アルバムは商業的に大成功をおさめ、数カ月後に全米で「NO.1/9週」を維持するほどの大ヒット作になった。1曲目「Heat Of The Moment」から快調に飛ばし、最終9曲目まで息もつかせない緊迫感ある演奏、朗々と歌うジョン・ウェットンの声量ある美声は圧倒的だ。プログレッシヴ調が薄れ、商業色が深まった感は否定しようもないが、片鱗は残っている。秀作揃いの全9曲から、傑作を1曲選ぶとしたら、躊躇なく6曲目の「Wildest Dreams」にする。デヴュー時、ロック・ファンから低評価を受けたらしいエイジア、今後正当な評価が出てくるだろうか。
2011.10.11

ロック音楽は、ひたすら過激な方向に向かって突き進み、ハード、ヘヴィメタル、デスメタル、エクストリーム等々へと変遷/分化してきた。今や、スラッシュ・ロックのキングになった感のあるメタリカは、何時までロック界の頂天に君臨できるだろうか。エクストリーム・ロック全盛時代が近づきつつある―?
2011.10.15

昔、アナログ放送時代に観た『歌え!ロレッタ 愛のために』(監督マイケル・アプテッド)を数年前にレコード店で発見した。主婦が育児の傍らカントリー・ソングの女王になるまでを描いた実録映画だ。トミー・リー・ジョーンズ(元兵士)、シシー・スペイセク(ロレッタ)、リヴォン・ヘルム(ロレッタの父親)がそれぞれの役で出演していた。『歌え!ロレッタ』の出演者は、いずれも演技に卓れた役者だった。ロレッタの父親であり謹厳実直な炭鉱夫でもある、リヴォン・ヘルムの演技が印象に残っている。映画DVDを買って暫く後、ザ・バンド『ステージ・フライト』(紙ジャケット版)のジャケット・ディザインが気に入り入手した。ザ・バンドは以前にCD『ザ・バンド』を持っていて聴いており、馴染みのロック・バンドだったがメンバーのことは知らなかった。数週間後『ライト・スタッフ』、『歌え!ロレッタ』の両映画に出演していたリヴォン・ヘルム(顔や声を憶えていたが名前を知らなかった)のことが気になりネットで調べた。ヘルムがミュージシャンと俳優を、兼ねているのが分かったので検索してみた…「ds、mandolin、vo.担当」とある。これで2映画とザ・バンドに「リヴォン・ヘルム」の名前が見つかりミュージシャン兼俳優として活躍している人物がロック音楽、映画両世界の同一人物なのにようやく気づいた。
2011.10.15

1947年、チャールズ・イェガーはベルX-1で音速を超えた。その辺りを、映画『ライト・スタッフ』(監督フィリップ・カウフマン)は、エピソードを交えながら描いている。音速超えする前々日(映画では前日)に細君と、砂漠地帯を馬で競争していて木の枝にぶつかり、落馬して肋骨数本を骨折した。X-1のハッチを閉めるにはかなりの腕力を要する。イェガーは、同僚のジャック・リドリー(X-1を懸架し、空中で切り離すB-29の搭乗員)に事情を打ち明ける。リドリーは格納庫の掃除人(民間人らしい)が、持っていたモップを手頃な長さに切り取り相手に「サンキュー・サー」と云って敬礼する。柄の短くなったモップを手にした掃除人…無言(笑える場面だった)。X-1に搭乗したイェガーは、棒切れでハッチを閉め音速突破に向う。イェガー役のサム・シェパード(劇作家、俳優)の渋い演技もさることながら、リドリー(B-29搭乗員、兼ナレーター)役のリヴォン・ヘルムの演技および語り口が印象的だった。
2011.10.15

メタリカの『Kill 'em All」』はファースト・アルバムだけあり、ヘットフィールドの声には若さを感じさせるものの、その後に到るパワーの片鱗を伺わせる。アルバム名は物騒だが、デヴュー作にして、すでに完成度の高い曲作りに感服した。今後の活躍にも大いに期待できそうだ。
2011.10.18

ディープ・パープルが、再結成後の1984年11月にリリースした第1作アルバム『Perfect Strangers』(Made in Germany)所収の「Perfect Strangers」は、「Smoke on the Water」を彷彿とさせるサスペンスフルな曲だ。ディープ・パープルこそ、後のハードロック、メタルロック等の元祖ではないか…聴く度に確信が強まる。パープル・ファンに何を今更と云われそうだが、ファンでなくてもそう思うに違いない。後年のイアン・ギランは、甲高い声に渋みが加わり、新境地に到達しつつあったかにみえる(別人かもしれないが)。しかし、『Perfect Strangers』の10曲目 (ボーナストラック)の「Son of Alerik」(Instrumental)で、ありきたりな見方はみごとに覆える。リッチー・ブラックモアの独演とも思えるこの哀愁漂う曲で、ディープ・パープルの潜在力を思い知ることになる。解説には「ジャムセッション」とある。唐突に演奏が始まるのに戸惑うが、思わず聴き入ってしまう。歌詞が付いているので、ヴォーカルを加えた演奏があったら、聴いてみたいものだ。アルバム『Perfect Strangers』は、ディープ・パープルの数あるアルバムの上位に入る傑作に違いない。
2011.10.23

以前、ゲーリィ・ムーアが加わっていた、スキッド・ロウについて掲載した、ロック音楽の解説本を立ち読みしたことがある。ファンとしては見逃せない一枚…そう思ってレコード店に向かった。その時、何故かSkid RowをScid Rowと読み間違えていて気づかなかった。当然、CDは見つからない。その日は諦めて帰ったが何日か後に再度立ち読みし確認した(その後、買うことになったのだが…)。バンド名は、ゲーリィ・ムーアが若干17才でプロ・デヴューすることになった、Scid RowならぬSkid Rowなのが判明した。1st.アルバムは『Skid』だった…余程の自信作に違いない。結局、ムーアの『Skid』は見当たらず、代わりに米国の似て非なるバンドの方が見つかった。とんでもない勘違いから訳が分からないまま、米国版スキッド・ロウの『Best Of Skid Row』を入手することになり、以来気に入りのロック・バンドになった。英米に同名のバンドが存在?…摩訶不思議。
2011.10.29

その後、『Slave to The Grind』を、さらに去年12月に1st.アルバム『Skid Row』(1989年)を入手した。スキッド・ロウは1986年、トムズリヴァーでデイヴ・スネイク・セイボ (G)と、レイチェル・ボラン(B)を中心に結成された米国のバンドだ。本家の方はどうなったか。後にセバスチャン・バック(Vo)が加入して体制が固まり、ジョン・ボン・ジョヴィのバックアップを得て 1989年にデビューした。1998年、セバスチャン・バックと他メンバー間に意見対立が起こり解散、2000年に新メンバーで再結成している。レコード店には解散前のCDが2,3枚あるだけで再結成後のCDは1枚もない。伸びのあるセバスチャン・バックの驚異的な高音が、スキッド・ロウのメタル・バンドとしての特徴だった感が強い。スキッド・ロウの解散前アルバムと新生アルバム、さらにUKのスキッド・ロウの1st.アルバムを聴き比べるのも面白かろうと思う。来年の日本がどうなるかは不明だがロックは永遠不滅だ。
2011.10.29

トリヴィアムのCDを探したが、近郊のレコード店2店の中、1店は丸っきりおいてないし、もう1店は以前に購入した『In Waves』しかなかった。人気上昇中らしく、生産が間に合わないのだろう。入荷を待つことしよう...。トリヴィアムの代わりに、レインボーの輸入版 CDを2枚購入した。
2011.10.29

「YouTube」に載っているMuse(ミューズ)の「レジスタンス」は、キング・クリムゾン、Radiohead(レディオ・ヘッド)、Soft Machine(ソフト・マシーン)等々の曲を連想させる。オルタナティヴ、ネオ・プログレ、シンフォニック、プログレッシブ・メタル…多岐に亙るためだろうか。スピード感あふれる演奏からスラッシュの要素もあるようにとれる。ミューズは「音楽以外に娯楽のない」田舎で誕生…1990年「Gothic Plague」名で結成、1994年プロを目指し「Muse」に改名した。イギリスには1975年結成以来、一時期を除き3人編成を貫く、レミー・キルミスター率いるパンク/スラッシュの雄モータヘッドが存在する。Museとはギリシャ神話に登場する、複数の知識・芸術を司る女神を表す…いわば集合名詞なのかと思う。結成時のおどろおどろしいバンド名、「Gothic Plague」から180度転換したことになる。Gothicからはゴシック・ホラーを、Plagueからは疫病ペストの恐怖を連想させる。
2011.10.31

レインボーの1979年作『Down To Earth(ダウン・トゥ・アース)』は、1975年の1st.アルバム『Ritchie Blackmore's Rainbow』(『銀嶺の覇者』)から数えて5枚目のアルバムになる。作曲/製作/B/Gにロジャー・グローヴァー(ディープ・パープル)、ヴォーカリストにグラハム・ボネット(マーブルズ)を起用し、ポップス路線に舵をきった。グラハム・ボネットの荒々しいハイトーンの声が渋みのあるロニー・ジェイムズ・ディオとは違ったレインボーを創出している。1曲目「All Night Long」(ライヴ、2曲目以降スタジオ)から快調だ。5曲目「Since You Been Gone」は、ジャーニィやTOTOを彷彿とさせ、それまでのブリティッシュ・ロックから路線変更して成功したアルバム。ところで、このアルバムの中でどの曲がリッチー・ブラックモアの作品で、どの曲がロジャー・グローヴァーの作品なのかを知りたくなった。これまでディープ・パープル、レインボーの曲を結構聴いたのに見当つかない。6曲目「Love's No Friend」はブラックモアの作品かな?ギター・ソロが他の曲より、少し長いのでそうに違いない。ロニー・ジェイムズ・ディオ、グラハム・ボネット、ジョー・リン・ターナー、ドゥギー・ホワイト…レインボーには、ヴォーカリスト別に聴き比べる楽しみがある。レインボーの6作目(1982年)『闇からの一撃』(『Straight Between the Eyes』)は、ディスクの表面に「Made in the E.U.」、また裏面に「Made in Germany」と表記してある。本作は、ジョー・リン・ターナー(ヴォーカリスト)が参加した2枚目のアルバムになる。最初の参加は、5作目『アイ・サレンダー』(『Difficult To Cure』)だ。ターナーの格調高く安定した歌唱は、甲高いにも拘わらず、くり返し聴いていて疲れない。1曲目「Death Alley Driver」は高速で展開し、また6曲目「Power」はポップ調の軽快な楽曲だ。9曲目「Eyes Of Fire」は、ディープ・パープルの「Smoke on the Water」や「Perfect Strangers」のように、サスペンスフルな楽曲の展開に共通性を感じる。天才ギタリスト、リッチー・ブラックモアの本領発揮ともいえるアルバムだ。’Straight Between the Eyes’を、「眉間に直撃」と訳した方がピッタリのようにも思うのだが…ポップス調のロックに若干路線変更したこのアルバムに、この訳ではきつ過ぎるかそれとも誤訳になるか。それはさておき、全9曲のどれもが甲乙つけ難く、仕上がりのよい名盤ではないだろうか。
2011.11.6

以前、「題名のない音楽界」(TV)で、エマーソン・レイク&パーマー『タルカス』のオーケストラ演奏を鑑賞したことがある。3人とは思えない迫力ある原曲が、牧歌的な曲に変貌していて、違った味わいがあった。原曲の迫力の源は、キース・エマーソンの弾くキーボードにあるのは当然として、グレッグ・レイクの声がかなり貢献していた。エマーソン・レイク&パーマー解散後、グレッグ・レイクがソロ活動期に出した『Greg Lake』(1993年、Made in Japan)は、やはり迫力満点のバリトンでグイグイ押しまくる力演には感服するばかりだ。つい、楽器演奏に負けない声量で圧倒するグレッグ・レイクの体格を、オペラ歌手の体格と比較想像してしまう。
2011.11.10

モーツアルトの『魔笛』を歌うドイツのソプラノ歌手、グンドラ・ヤノヴイッツの声量は男性歌手顔まけだ。その迫力に、つい彼女の体格を想像してしまう。またアルゼンチンの女流ピアニスト、マルタ・アルゲリッチのピアノ演奏もまた迫力満点だ。二人はゲルマン、ラテンという人種の違いを超越している。
2011.11.10

セヴァスチャン・バック(スキッド・ロウ)の唄う「I Remember You」、マイク・マティアヴィッチ(スティールハート)の唄う「Everybody Loves Eileen」を比較して聴いてみた。最高音ではマティアヴィッチが、安定性ではバックが優っているようで甲乙つけがたかった。
2011.11.11

ジョン・フォガティ(CCR)、ジュディ・コリンズ両者の声に共通するのは無限ともいえる透明感だ。前者「ロディ」(『グリーン・リヴァー』に所収)、後者「サムデイ・スーン」(『カラーズ・オヴ・ザ・デイ』に所収)を聴き比べて気づいた。ある日、適当に聴き流している中に共通性が分かってくる。
2011.11.11

レインボー『All Night Long: An Introduction』...6曲目(「All Night Long」)のみライヴ録音で、全11曲を収録している。ディスクに’All Night Long: An Introduction To Rainbow’との表示がある。タイトル’...An Introduction To Rainbow’から入門版ではと思ってしまうが、レインボー通に云わせるなら通好みのアルバムらしい。レインボーやロックの「通」に限定せず、音楽通と拡大解釈するなら、通orプロ好みの名曲が目白押しとの評価は適切なのかも知れない。『All Night Long: An Introduction』(Made in the E.U.)は、どの曲も完成の域に到達した感じで古典ロックの趣だ。11曲目「Weiss Heim」(ドイツ語)は英語で「White Home」を意味するらしい…リッチー・ブラックモアのギター演奏が素晴らしい。
2011.11.11

ディープ・パープル「Son of Alerik」(『Perfect Strangers』に所収)の曲そのものはいうにおよばず、リッチー・ブラックモアの一心不乱に演奏する姿は感動的だ。キース・ジャレットと通じるものがある(多分)。ライナーノーツに、’Digitally Remastered by Gary Moore’…とあった。
2011.11.11

2.2012

『The J. Geils Band Original Album Series』: 5枚組3,300円、1年前からあったのに誰も気づかない/興味がない。1.「The J. Geils Band」、2.「The Morning After」、3.「”Live” Full House」4.「Bloodshot」、5.「Ladies Invited」。日本名は、1st..「デヴュー!」11曲、2nd.. 「モーニング・アフター」10曲、3rd..「”ライヴ” フルハウス」8曲、4th..「ブラッドショット」9曲、5th..「招かれた貴婦人」10曲…合計48曲、これは凄い。3rd.. アルバムは、1st.. アルバムから6曲、2nd.. アルバムから2曲、それぞれ選曲したライブ版。ライナー・ノーツに、1974年、ヴォカリストのピーター・ウルフと女優のフェイ・ダナウエイが結婚との説明があった。つい最近フェイ・ダナウエイが出た映画『バーフライ』を話題にしたばかりだった。
2012.6.9

1991年にリリースした2nd..アルバム(紙ジャケット版)、スキッド・ロウ『Slave to the Grind』には、ヴォーカリスト セバスチャン・バックの名前がない。Dave Sabo、Scotti Hill、Rachel Bolan、Rob Affusoの4人だけとは…。面白いことに、CDを入れるケースにしっかり5人の顔写真が載っている。その中の一人が、セバスチャン・バックに違いないのだが、コンサートに行ったことがないので分からない。5人が揃って、文句でもあるかーって顔して仲よく睨んでるのが、なんとも面白い。ヴォーカリスト、セバスチャン・バックは、限界を無造作に越え、楽器になりきってしまっているようだ。ベスト・アルバムには、この2nd..アルバムから4曲が入っている。最初入手したベスト・アルバムは、格安の輸入版CDだった。
2012.6.20

カセット・テープ全盛時代、J.ガイルズ・バンドのアルバム『サンクチュアリ』を意味も知らずによく聴いた。「サンクチュアリ」の他に「テイク・イット・バック」が特に気に入っていた。歌詞に格別注意して聴くことはなかったが、「夜も更ける」と聴こえてくる箇所がずーっと気にかかっていた。今回30数年ぶりに、この「テイク・イット・バック」の歌詞をネットで調べることを思い立った。曲を再生しながら、そう呼んで差し支えないかどうかを別にして、字幕を表示するアメリカ版カラオケ・サイトで確認した。残念ながら、それらしい箇所は見当たらなかった。音声を聴かずに、字幕だけ追ったのがまずかったか。
2012.6.21

ロバート・フリップが、キング・クリムゾン解散後、ディシプリンを結成し活動していた時代のアルバム『ディシプリン』には、そのものズバリの日本語名「Matte Kudasai」という曲が入っている。ギター兼ヴォーカル・パートのエイドリアン・ブリューは「待ってくどぅさい」とキッチリ歌っていた。
2012.6.21

2週間ほど前、マイケル・モイニハン、ディードリック・ソーデリンド『ブラック・メタルの血塗られた歴史』(メディア総合研究所)を読み、さらにカナダの人類学者サム・ダン他3人の監督した映画『メタル: ヘッドバンガーズ・ジャーニィ』を観た。北欧3国で何が起こったか/起こっているのかを知るには、『ブラック・メタルの血塗られた歴史』および『メタル: ヘッドバンガーズ・ジャーニィ』が最適だ。ロック嫌いの音楽ファンにも推薦したい。ますますロック嫌いになるか、ロックを見直すかが決まるだろう。ロックほど細分化している分野はないのかも知れない…などと訳知り顔は止めたい。過激な処が、魅力なのは確かに違いない。唐辛子やタバスコの辛さを遥かに超えているのが、ブラック・メタルでありデス・メタルなんだろう。既成概念や宗教、さらには商業主義にも真っ向から逆らい、ひたすら突っ走るそのエネルギーは一体何処から来るのか。新時代の幕開け、それとも破滅への大いなる一歩か。ブラック・メタルの本場、北欧3カ国は流石にバンド数で他国を圧倒している。意外なのは日本だ。ネットで調べたら39のバンド名がリストに載ってる。キリスト教国でもある北欧3カ国にメタル・ロックの嵐が吹くのは理解できる。特定の宗教を信仰しない日本にもメタル・ロックの嵐…不思議な現象だ。
2012.6.22

アメリカでは、89のデス・メタル・バンドが犇めいている。圧倒的に多く、他国を足許にも寄せつけない。冷えていながら耽美的でもある旋律を得意とするメタリカが’Thrash Metal’に名を連ねている。スラッシュ系ミュージシャンの敬愛するモータヘッドは孤高のバンドらしい。
2012.6.22

昨日、猛暑の中を出かけ(毎日が土曜日)、HMVで Scorpions(スコーピオンズ)『Crazy World』、Steve Hackett(スティーヴ・ハケット、ロンドン出身)『Voyage of The Acolyte』を買った。それぞれにSputnics(スプートニクス)、Steve Howe(スティーヴ・ハウ)と混同し、知ってるつもりで買ったアルバム。歳取ると昔のことは綺麗に忘れてしまう。スコーピオンズがドイツのロック・バンドだなんて知らなかった―認識不足も甚だしい。調べもせずにその場で興味を惹くアルバム(単に気紛れなだけ)を買うのが日常化している。そのようにして、面白そうな小説を探す習慣が身についてしまっている所為だ。『Voyage of The Acolyte』はスティーヴ・ハケットがジェネシスを離れソロ活動を始めた時に出した最初のアルバム(1975年)とのこと。HR/HMを聴き慣れた耳には静かすぎ居眠りしてしまいそうだ。
2012.6.23

「メタル:ヘッドバンガーズ ・ジャーニィ」の特典映像でAlice Cooper(アリス・クーパー)が、「ステージでは、サタンのことを歌う。演奏会場を後にしたら、キリスト教信者に還る」―そういった意味のことを語っている。また次のようにも語っている。サタンは「角を生やしたオドロオドロシイ姿で現れはしない」と。
2012.6.24

先週、スキッド・ロウのライヴ映像を観た。ザ・フーのライヴと比較したら、まったく話にならない。まるで、道路工事で不具合が生じ、右往左往している技術者/作業者のようだ。ヴォーカリスト、セバスチャン・バックの限界を超えて自由自在に飛翔する金属的な声が、他のロック・バンドを圧倒する威力があるのとは、正反対のパフォーマンスだ。スキッド・ロウは、いまとなっては3:1に分裂して、それぞれの道を歩んでるようなので、語る必要はないのかも知れないが…とブツブツ呟きつつ今日も朝っぱらからスキッド・ロウを聴いてる好奇心強い老耄だ。
2012.6.26

ザ・フー『Who's Next』は、’Bonus Tracks’を含み、全16曲を収録している。LPやカセット・テープ時代には考えられない収容量だ。4曲目に「My Wife」、8曲目に「Behind Blue Eyes」が入っている。曲名から、ソング・ライターでもあったピート・タウンゼンドは恐妻家なのか…などと歌詞を読みもせずに、想像してしまい、少しばかり笑いがこみあげてきた。映画『ウッドストック・ロック・フエスティヴァル』で、ピート・タウンゼンドが、ギターを弾きながら跳び上がるのを観て以来、記憶に灼きついてる。ライヴに強いロック・バンドならではのエンジン全開の様式美だ。ライヴ演奏で、様になるスタイルを見せるバンドが他にあっただろうか。
2012.6.26

一昨日、あるツイッター・ユーザが「Get It On」についてツイートしてるのを読み、突然、パワーステーションが歌う「Get It On」を、そしてこの曲が元々「T.REX(ティー・レックス)」の曲なのを思い出した。続いて、バックマン・ターナー・オーヴァードライブを思い出した。’overdrive’をオンライン辞書で引いてみると「増速駆動装置」の意味が載ってる。初めてオーヴァードライブを目にした時には、「暴走」のことかと思ってしまった。ギアの比率をトップにすることで、増速し燃費を下げることができるらしい。調べたことがないので誤って解釈していた。
2012.6.28

ブラック・サバス『Eternal Idol』は、13枚目のアルバム(1987年)。ヴォーカリストのオジー・オズボーンが脱退(1979年)後、ロニー・ジェイムズ・ディオ、イラン・ギラン、グレン・ヒューズ、トニー・マーティン等が加わり、1992年から1993年にかけて一時的に、ディオが復帰した。『Eternal Idol』では、明らかにトニー・マーティンが歌っている。オズボーンの独特な掠れ声がサバスの特徴だった。マーティンに変わったことで新生サバスが誕生した。これで、1970年デヴュー・アルバムから4枚目、とんで13枚目まで5枚のアルバムを収集したことに。5枚集めるのに1年以上かかった。
2012.7.2

入手した『Woodstock』(Director's Cut 40th Anniversary Ultimate Collector's Edition)は、A面、B面が逆に録画されている。あるいは、単にタイトルの焼付けを勘違いして逆にしたか…これがハードカヴァー版書籍なら、稀覯本になるかも知れないが、DVDでは珍しくもないだろうと思う。ディレクターズ・カット版とは別に、25周年を記念した4時間の完全版が出てるらしいので、見つかったら入手したい。どうやら、ディレクターズ・カット版は3時間程度のようなので、是非探しださねば…何時か何処かで(リチャード・マシスンの小説のタイトル)。
2012.7.5

Eagles『Desperado』(日本名『ならず者』輸入版、Made in Germany)が、2nd.アルバムだなんて、入手して聴くまでは知らなかった。なにしろ、イーグルスの聴き始めが6作目の『ロング・ラン』だったので、本アルバムのようなカントリー・ミュージック風の曲…意外だ。1972年にデヴューしたイーグルスは1982年解散した後、1994年再結成し、現在も現役ロック・バンドとして活躍している…驚きだ。1st.アルバム『Eagles』(日本名『イーグルス・ファースト』)はどんな曲なのか、聴いてみるまで落ち着かない。やはり、カントリー・ミュージック風か。ウオルター・ヒル監督の映画『ウオリアーズ』は、街の不良グループ同士の争いを描いたヴァイオレンス映画だった。ミュージカル映画の苦手な小生には、『ウエストサイド・ストーリー』よりも、こっちの方が遥かに面白かった。イーグルス『ロング・ラン』の2曲を、効果的に使っていたのが、印象的だった。’In The City’を憶えているファンは多いらしいが、小生は’I Can't Tell You Why’が記憶に残っている。これを”言い出せなくて”などとしたのでは『ウオリアーズ』に出てくるならず者には相応しくない。グループのボス役を演じた マイケル・ベックだってこっぱずかしいだろう。
2012.7.6

朝っぱらから、ブラック・サバスの『The Eternal Idol』を聴く。1曲目は、’The Shining’―曲名からスティーヴン・キングの『シャイニング』を思い出した。いずれも、タイトルに定冠詞’the’を付けている。キングは’Shining’に就いて、作中の登場人物に”特殊な能力”と語らせている。神秘学の世界に分け入ったら答えは見つかるのかも知れない。ロック音楽、特にブラック・サバスの曲を聴き始めてから、「ギター・リフ」なる呼称を目にするようになった。意外なところから、その意味が見つかった。『メタル:ヘッドバンガーズ・ジャーニィ』のの特典映像で、あるミュージシャンがリフを説明していた。リフとは”ブルースの音階、3全音、減5度音階”であると―。調べてみたら、”中世、悪魔召喚の音として使用禁止”になっていた。それをT.アイオミが復活させた。さて悪魔を召喚できたのだろうか。アイオミは、いまだ健在だから他に意味があるに違いない。もし、「リフ」がPCで云うパスワードなら、召喚するのではなく、何処かにアクセスするための咒いなのではないだろうか。中世に使用禁止になったということは、当時は盛んに召喚していたことになる。今更禁止にしたところでどうにもならない。
2012.7.7

『Aqualung』は、デヴュー作『This Was』のブルース調から、大きく路線変更したジェスロ・タルの1st.アルバムだという。フルートが効果を発揮している本作は、ジェスロ・タル唯一のハード・ロックらしいのだが、これまでに聴いたことのなかったロック・バンドだ。キング・クリムゾンのデヴュー作『クリムゾン・キングの宮殿』では、フルートが大活躍をしていた。ラブクラフトのクトゥルー神話では、フルートが不気味な音色を奏で、読者の恐怖心を増幅させる。フルート奏者の息使いが、魔物の囁きを想像させるのかも知れない―著者の描写力次第だろうか。
2012.7.8

ドゥービー・ブラザーズのアルバムに「World Gone Crazy」がある。今の日本は、まさに狂気の世界だ。どうしてこんな世界になってしまった。地球上の全人類が狂い始めているのか?
2012.7.11

猛禽イーグル、特に猛禽の中の王である大鷲は、かつての世界帝国「バビロニア」や「エジプト」の象徴そのものだったという。ロック・バンドのイーグルズは、今も健在だ。Eagles『Hotel California』(Made in Germany):1st.アルバム『Eagles』(1972年)を出して以来、毎年発表、5作目に当たる『Hotel California』(1976年)の1曲目’Hotel California’の歌詞は、いろいろ憶測を呼び、解釈を生み出したらしい。’colitas’とは何を意味し、’heaven’とか’hell’はどんな状況を語っているのか。’wellcome to the hotel’は、どんなホテルなんだ。哀愁を帯びたハスキーなDon Henley(ドン・ヘンリー)の歌声が胸に響き、刺激的な歌詞がメロディと一体となって、妄想を掻き立てる…グラミー賞を受賞しただけのことはある。
2012.7.13

モータヘッド『Ace of Spades』(Made in the E.U.)のジャケットの3人は、Eagles『Desperado』(『ならず者』)の4人よりも、それらしく見える。『Ace of Spades』、10曲目’Bite the Bullet’は、数十年前に観たジーン・ハックマン主演映画『弾を噛め』思い出させる。映画の最初の方に、虫歯に苦しむ一人の競技参加者に仲間が、「この薬莢を虫歯に被せろ」といって空の薬莢を出して見せ、相手がその薬莢を虫歯に被せると、「弾を噛め」(”bite the bullet”)という場面がある。
2012.7.14

メタリカ『METALLICA Harvester Of Sorrow Live in Moscow '91』(Youtube映像)...ソ連崩壊(1991年12月25日)の何ヶ月か前(春から秋にかけての或る日)のライヴのようだ。メロディーよりもスピード重視のスラッシュメタル・バンドとしてデヴュー後、1ジャンルに留まることなく変わって行った。HMでありながら、グラミー賞を7回も受賞しているのがその証拠だ。モスクワでのライヴ版からも、叙情性を感取できる。
2012.7.26

メタリカの5th.アルバム『METALLICA』(1991年作):今回入手したCDは、久々の’Made in Japan’。黒ずくめのディザイン(ジャケット、CD上面)から、『ブラック・メタリカ』とも呼ぶらしい。白ずくめの9th.アルバム(2008年作)とは、対照的だ。ソ連崩壊2ヶ月ほど前に催した’Live Tushino Moscow 28/9-91’では、この『ブラック・メタリカ』の1曲目’Enter Sandman’を、2番目に持ってきて演奏している。このライヴで演奏した最初の曲は、’Ecstacy Of Gold’…何番目のアルバムに入ってるのだろうか…調べねば。メタリカを最初に聴いたのは、2008年作の『Death Magnetic』だった。白っぽいジャケットに、砂鉄が磁界を形成している図がザラッとした感じで、ヴォーカリスト(メタリカの中心的なソングライター James Hetfield Vo/G) の声とマッチしていた。『ブラック・メタリカ』に対して、この『Death Magnetic』を『ホワイト・メタリカ』と呼べそうだ。1991年作の『METALLICA』では、声に、それほどのザラツキは未だない。17年間シャウトし続け、声がザラツイた砂鉄のように嗄れ、渋くなったのだろうか。1st.アルバムを入手して、聴き比べてみたら、さらに面白いかも知れない。冷徹な中に叙情性を持たせただけあって、なかなか魅力のある実力派ロック・バンドだ。
2012.7.30

ドン・ヘンリーの1st.アルバム『I Can't Stand Still』(1982年、Made in Germany)…イーグルス解散(その後再結成し、来日公演している)後の1982年ソロ活動期最初のソロ・アルバムが’I Can't Stand Still’とは、意味深なタイトルだ。憤懣やるかたない胸の中を表しているように思える(単なる妄想)。そういえば、イーグルス『The Long Run』(1979年作)の10曲目がバンドの解散を想わせる「The Sad Cafe」だった。ドン・ヘンリーの哀愁漂うハスキー・ヴォイスが好く合うバラードで、イーグルス・ファンの中には高く評価する人もいる。ビートルズの「Get Back」もそうだが、解散を惜しみながらバンドに哀悼の意を表していたようにも思える曲だ。リンダ・ロンシュタット(これまでにグラミー賞を10回受賞し、未だ現役)のバック・バンドで初対面の4人(グレン・フライ、バーニー・リードン、ランディ・マイズナー、ドン・ヘンリー)が1971年にイーグルスを結成した。これまでに入手した『Eagles』(1972年1st.)、『Desperado』(1973年2nd.)、『Hotel California』(1976年5th.)は’Made in Germany’だった。3,4年前入手したCDは輸入版が多く、その中でも’Made in the E.U.’が最も多かった。
2012.7.31

メタリカの2nd.アルバム、『Ride The Lightning』(1984年作)に、「The Call of Ktulu」(Instrumental)が入っている。同楽曲はH.P.ラブクラフトの短編、『The Call of Cthulhu』(クトゥルーの呼び声)から霊感を得た模様だ。交響楽団との共演による、メキシコでのライヴが臨場感があって素晴らしい。演奏時間8分53秒、迫力満点の演奏に、改めてメタリカの底力を認識した。ラブクラフトが、コンセプトとしていたコズミック・ホラーが、宇宙の彼方からひしひしと迫り来る感じが好く出ている。
2012.8.2

当分の間、メタリカに浸る日々が続きそうだ。我が家には、メタリカのアルバムは、半年前に入手した9th.アルバム『Death Magnetic』および数日前に入手した5th.アルバム『METALLICA』(ブラック・メタリカの別名あり)しかない。スラッシュメタルの元祖にして、四天王でもあるメタリカを聴かずに、HMは語れない…。『Ride The Lightning』を、早急に入手せねば。メタリカの後には、メタリカから影響を受けたトリヴィアムが控えている。Gt/Voのマット・ヒーフィは日系人とのことだ。
2012.8.2

ディープ・パープル『Deepest Purple』(Made in Holland)…1968年結成、1976年解散、1984年再結成までの、2期から3期までの曲から収集したベスト版。イアン・ギラン(2期)、デイヴィッド・カヴァデール(3期)の二人のヴォーカリストが、リッチー・ブラックモアのパワフルなギター演奏と、それぞれ競うようにシャウトしている。1曲目の「Black Night」や最後の12曲目「Smoke On The Water」は、ディープ・パープル・ファンでなくとも知ってるほどに有名な曲で、いまさら説明は不要に思える。ヴォーカリストのイアン・ギランがベーシストのロジャー・グローバーに呟いたのが、「Smoke On The Water」が出来上がるきっかけになったという逸話があるらしい。6曲目の「Woman From Tokyo」とドアーズの「L.A Woman」とを聴き比べてみたい。
2012.8.10

CCRの、3rd.アルバム『Green River』、4th.アルバム『Willy and the Poor Boys』を入手した(何れも’Made in the E.U.’)。CCRは、1959年に「ブルー・ベルベッツ」名で結成、1967年ファンタジー・レコード(サンフランシスコ)との契約時ゴリウォッグス、1968年’Creendence Clearwater Revival’(CCR)に改名。1959年結成、1972年解散…短い活動期間だが後世に多大の影響を与えた。昔、ベスト版(カセットテープ)を愛聴していたことがある。’Have You Ever Seen the Rain?’や’Suzie Q’(カヴァー曲とは知らなかった)は今でも覚えている。一番の好みは、歌詞の意味も知らないのに、’Lodi’だった。淡々と歌うジョン・フォガティの澄み切った高音とメロディーが好みに合っていたのかも知れない。ネット上で視聴回数を調べたみた。一般に反戦歌として捉えられている’Have You Ever Seen the Rain?’が277755回、同じく’Who'll Stop The Rain?’は6566463回、カヴァー曲’Suzie Q’が2509635回(流石)、最後に、’Lodi’は55736(残念)。日本のバンド (’Pure Blue’?)が演奏している動画がネット上に載っている。音程が一寸不安定でジョン・フォガティのような澄み切った高音には残念ながら及ばない。兎に角、日本でも演奏…ということはプロ・ミュージシャン好みの曲なのかも。
2012.8.18

3.2013

ザ・フー『Who's Next』:1971年リリース、5th.アルバム。全16曲の中、4曲(10曲目「Pure and Easy」、11曲目「Baby Don't You Do It」、13曲目ライヴ「Water」、16曲目「Behind Blue Eyes」)が、ボーナス・トラック…演奏時間78分。同バンドの、最高傑作アルバムとの評価は、8曲目の「Behind Blue Eyes」1曲を聴くだけで納得してしまいそうだ。9曲目の「Won't Get Fooled Again」こそ、ザ・フーの個性を遺憾なく発揮している楽曲だ。
2013.2.29

去年の朝8時すぎ、AFN中波放送からビートルズの「ヒア・カムズ・ザ・サン」(『アビー・ロード』)、そしてスコーピオンズの「ウインド・オヴ・チェインジ」(『クレージー・ワールド』)が聴こえてきた。いずれもバラード調の、ロックとしては静かな曲だ。その後に、AC/DC の金切り声が続いた。お陰で熱帯夜の半ボケ/寝不足状態から醒めた。我が家には、ビートルズは『アビー・ロード』、『サージャント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』)、スコーピオンズは『クレイジー・ワールド』、AC/DC にいたっては一枚もない(2015年に2枚購入)。多いのはディープ・パープル、レインボー、メタリカだ。
2013.8.5

YouTubeでの視聴件数(今朝7時)は「ウインド・オヴ・チェインジ」(スコーピオンズ)が1,582万件、「サンダーストラック」(AC/DC )は591万件―以前には、1千万件を超える画像が載っていたのだが―と大健闘。結成はスコーピオンズが1965年、AC/DC が1973年。ミューズが一番新しく、視聴件数が高いのは当然かも知れない。しかし、スコーピオンズが視聴件数で最も高いのは、特に歌詞が聴く者の心を捉えるからなのだろう。バンド名AC/DC は、ヤング兄弟の喧しい演奏を、兄弟の姉が掃除機に擬えて付けたらしい。その由来を知り、遅まきながらファンになった。
2013.8.5

1年以上前、猛暑の中を出かけ、近郊にあるレコード店HMVで スコーピオンズ『Crazy World』、スティーヴ・ハケット『Voyage of The Acolyte』を買った。それぞれ、スプートニクス、スティーヴ・ハウと混同していながら、知ったかぶりで買ったアルバムだった。スコーピオンズが独のロック・バンドとは、CDを入手するまで気づかなかった。『Voyage ―』は、スティーヴ・ハケットがジェネシスを離れ、ソロ活動期に出した最初のアルバム(1975年)。HR/HMに馴染んだ耳には静かすぎ、居眠りしてしまいそうだが、何度か聴く中によさが分かってきた。
2013.8.5

数年前、デパート内のレコード店で5枚組の『The J. Geils Band: Original Album Series』 を発見した。3,500円…デフレ時代(当時)にしても安かった。レコード会社の大盤振る舞いなのか、在庫整理のためなのか。買っておいて損のないアルバムだった。その後、ロック界に名を残す傑作「Sanctuary」の入ってる『Best of the J. Geils Band』を入手した。『フリーズ・フレイム』に入っている「堕ちた天使」は、リリース当時(1981年)話題になり、アルバムは6週間全米で第1位になった…なんて知らなかった。昔、1967年にボストンで結成した、J.ガイルズ・バンドのアルバム『Sanctuary』(1978年:日本版『禁猟区』)を、カセット・テープで聴いたことがある。アメリカのローリング・ストーンズとの評価らしい。HR/HMを聴きすぎて疲れた耳に、R&B調はちょっとした息抜きになる。猛暑続きがここへきて小休止か、9時を回ったのに、昨日までの暑さとは一寸ちがっている。熱いストレート・コーヒーでも飲みながら、疲れをとるには最適かも知れない。殺伐とした事件の多い昨今、野性的な声を聴かせる、ピーター・ウルフの歌唱は清々しいくらいだ。終戦の日に、アメリカン・テイスト(?)…
2013.8.15

一昨年の3/11、街中にある珈琲店(2階)で喫煙中に初めは軽く、間もなく驚くほど強い揺れが襲ってきた。これまで経験した中で最強だった。JRは全線停止して帰宅できず、レコード店で少し様子見をすることに。そこで、マイク・オールドフィールドの2枚組『テューブラ・ベルズ』を発見した。CDを手に取って、眺めている処に余震がきた。慌てて店外に避難し、揺れのおさまるのを待つ。間もなく揺れが止んだので再度店内に入り、メン・アット・ワークの『Business As Usual』を買った。『テューブラ・ベルズ』は日を改めて入手することにし、寒風の吹く中を徒歩で帰宅した。その後『テューブラ・ベルズ』(Part Ⅰ,Ⅱ)を入手、さっそく聴いてみた。映画『エクソシスト』で聴いたサスペンスフル、オカルティックな神秘的サウンドとは非常に異なり、むしろクラッシク音楽に近い。単独で演奏し重ね録音した、演奏時間の合計49分18秒は、交響曲に匹敵する驚きの長さ。
2013.8.19

猛禽イーグルの中の王、大鷲はかつての世界帝国「バビロニア」や「エジプト」の象徴そのものだった。ロック・バンドのイーグルズは今も健在だ。イーグルズ『ホテル・カリフォルニア』(Made in Germany)…1st.アルバム『イーグルズ』(1972年)を出して以来、毎年発表してきた。5作目になる同アルバム(1976年)の1曲目、「Hotel California」の歌詞は、いろいろ憶測を呼び解釈を生み出した。’colitas’は何を意味し、’heaven’、’hell’はどんな状況を語っているのか。’wellcome to the hotel’のホテルとは?ホテルの窓に映る人影…アントン・ラヴェイなる、何かと物議を醸した人物がなぜアルバム『ホテル・カリフォルニア』のジャケットに?哀愁を帯びたハスキーなドン・ヘンリーの歌声が胸に響き、刺激的な歌詞がメロディと一体となって、妄想を掻き立てる…グラミー賞を受賞しただけのことはある。
2013.8.26

’Genuine Hard Rock’を標榜する、Winchester Rebels(ウインチェスター・レブルズ)は現在、サンタバーバラ(カリフォルニア)で、活躍中のロックバンド。2009年8月に結成、ニック・ハント(Nick Hunt、vo)、ニック・フィッツジェラルド(Nick Fitzgerald、l/g)、バリー・カーター(Barry Carter、d)、ジョニー・リヴァグッド(Johnny Livergood、b)、ジェイムズ・ロンゴリア(James Longoria、g)の5人から成る。Bass&Drumsの重低音が心地よい。ニック・ハント(Nick Hunt、vo)の声は、女性受けのする甘いバリトン。明るいカリフォルニア・サウンドは、暗くなりがちな現代にくつろぎの涼風を齎すだろう。http://www.winchesterrebels.com
2013.8.31

キング・クリムゾンの『リザード』は、ロックらしくないジャズっぽいロックで、何のことやら分からない処が凄い。結局、失敗作なんだろうかとも思ってしまうが、そうでもないらしいから流石だ。プログレッシブ・ロックのキングに、相応しい曲なのかも知れない…最近、やっとそう思うようになってきた。ある時、ウエブサイトでイエスを調べたところ、ビル・ブラッフォードが、参加していたことがあるというので驚いた…ブラッフォードは、キング・クリムゾンにも参加していた時代がある。イエス、クリムゾンそれぞれのリーダーは、強固なコンセプトの持ち主で、メンバーがよく変わった点で酷似している。
2013.10.3

レディオ・ヘッド『OK Computer』の2曲目に、「Paranoid Android」が入っている。随分、欲張った曲名ではないか。ブラック・サバスには「Paranoid」が、キング・クリムゾンには「21st Century Schizoid Man」がある。数年前まで、オルタナティヴ・ロックなる、名称はおろか曲を聴いたこともなかった。調べてみたら、とても覚え切れないほどの、バンドが存在するのには驚いた。知っているのはニルヴァーナ、∪2に過ぎず、しかもバンド名を知っているだけ。ル・クレジオの小説同様、ロックも抽象化していくのだろうか。レディオ・ヘッドは、曲づくりに実験的要素の多いバンドなんだろうか。なんでも、マイルス・デイヴィスやピンク・フロイドの影響を受けているという。繰り返して聴いてみたが、抽象的な作風で有名な、フランスの作家ル・クレジオの『砂の男』を、初めて読んだ時と同じでどうもよく分からない。レディオ・ヘッド『OK Computer』の2曲目「Paranoid Android」には、マイルス・デイヴィスやピンク・フロイドからだけではなく、明らかにキング・クリムゾンからの影響もあるように思える。なかなか一筋縄ではいかないバンドのようだ…もっと聴いてみねば。
2013.10.3

今年2月、火の気のない部屋で聴いて以来の、ピンク・フロイド「Wish You Were Here」…透明感漲る楽曲は寒い時期にこそ聴くに相応しい。大きなグラスに手頃なカッチリ凍った氷の欠片を1個入れ、上から溢れる寸前までスコッチ・ウイスキーを注ぐ。禁酒してからもう10数年―。ここでどうしても、キング・クリムゾンに登場して貰わなくてはならない。キング・クリムゾン『Starless and Bible Black』(暗黒の世界)こそ破滅に向かう救いのない世界を暗示している。キング・クリムゾン、ピンク・フロイド、レインボーの順にストーリィを創り編集する。遥かな未来、極寒の世界で大災厄から生き延びた僅かな人類が、高度な科学技術を駆使して文明の再興を図る。ピンク・フロイドの「Wish You Were Here」を聴いてる中に、ちょっと感傷的なストーリィが妄想の渦の中から浮かび上がってきた…どうでもいいが妄想だけでは駄目だな―。
2013.10.4

<アルバム>
1.1982年…『Asia』(詠時感〜時へのロマン、1st. )
2.1983年…『Alpha』(アルファ、2nd.) Made in Japan
3.1985年…ASTRA
4.1992年…AQUA
5.1994年…ARIA
6.1996年…AREANA
7.2000年…AURA
8.2004年…SILENT NATION
9.2008年…Phoenix
10.2010年…『Omega』(Made in Japan)
2013.10.5

カセット・テープ全盛時代に聴いたことのある、エイジアの『Asia』(デヴュー・アルバム、1982年)日本版には、『詠時感~時へのロマン』なる、シックリしないタイトルがついていた。アルバム名としては、最悪の部類に入るのではないだろうか。メンバーは、ジョン・ウェットン(元キング・クリムゾン)、カール・パーマー(元エマーソン・レイク&パーマー)、ジェフ・ダウンズ(元イエス)、スティーヴ・ハウ(同)で、全員がプログレッシヴ・ロック界ですでに名の知れたミュージシャンだった。エイジア『オメガ』(2010年)…通算10作目のアルバム、全12曲、演奏時間61分。1曲目から乗りに乗った力強いメロディ、リズムだが、曲名「Finger on the Trigger」が戦闘モードなのが少しばかり気がかりに…3曲目「Holy War」で戦争が勃発、早くも6曲目「End of the World」で世界に終末が。6曲も残して終わりにするとは、アルバム名の通り最後ということか。作曲は、ウェットン/ダウンズ。知名度の高いミュージッシャンが、集まったバンドだけに、結成当時、スーパーグループとして注目を浴びた。しかし、商業路線が災いしたか、「Heat of the Moment」(アルバムの1曲目)シングル版が、全米ロック・チャート1位を獲得したにも拘わらず、1st.アルバム『エイジア』の評価はそれほど高くはないのだとか。強欲な多国籍企業に比較したら、一ロック・バンドが商業路線を、突っ走ろうと全く問題にならない。ロックファンに、感動を与えられる作品なら、それで十分ではないだろうか。
2013.10.5

ジューダス・プリースト『ノストラダムス』(輸入盤2枚組、Made in the E.U.)…最初聴いた時は正直ガッカリしたが、聴き直してみたら結構それなりに不気味でもあり、タイトルに偽りはなさそうだと気づいた。とにかく、全曲『ノストラダムス』でパワー全開…メタル・ゴッドというに相応しい。ある日、『ノストラダムス』を聴いていたら、他愛ないアイディアが浮かんできた…ブラム・ストーカーの『ドラキュラ』を、左ページに訳文、右ページに漫画/細密画を載せて出版したら、読者は熱狂するのではないだろうか。活字から遠ざかっている読者に、活字の世界を再認識して貰うには最適かも知れない。
2013.10.7

シド・バレット『The Madcap Laughs』(Made in the E.U.)から、2,30代によく聴いた『おせっかい』所収の「サン・トロペ」を思い出し、シド・バレットが歌っていたのだと気づいた。ピンク・フロイドには珍しく、寛いで演奏していたような印象だった。
2013.10.8

・Echoes(エコーズ)ライヴ版(YouTube)
1.ピンク・フロイド…演奏時間 24’6”
イタリアの古代都市、ポンペイにある円形劇場でのライヴ。神秘感漲る演奏。
2.キャメル…演奏時間 8’54”
アンドリュー・ラティマーの声が聴かせる名演奏。残念ながら会場名も地名も明記がない。昔、カセット・テープでこの「エコーズ」(6作目アルバム『ブレスレス~百億の夜と千億の夢』の2曲目)をよく聴いた。
2013.10.14

カセット時代、ピンク・フロイド『狂気』をよく聴いていた。キング・クリムゾン『クリムゾン・キングの宮殿」よりも、聴く回数では多かったかも知れない。狂人を’lunatic’と呼ぶのは、月の女神に語源を持つからなんだとか。そういえば、『月の魔力』を昔読んだことがある…内容は大方忘れてしまった。
2013.10.17

J.ガイルズ・バンド『Best of the Geils Band』は、1979年に出たアルバム。30代後半に、カセット・テープで聴いた「Sanctury」は1978年に出ている。初めて聴いた時から、好みに合うバンドだったが、カセット時代には一巻だけで終わってしまった。『The J. Geils Band Original Album Series』…5枚組アルバム(¥3,300)。
1.『The J. Geils Band』、2.『The Morning After』、3.『”Live” Full House』、4.『Bloodshot』、5.『Ladies Invited』。日本名は、1st.『デヴュー!』11曲、2nd. 『モーニング・アフター』10曲、3rd.『”ライヴ” フルハウス』8曲、4th.『ブラッドショット』9曲、5th.『招かれた貴婦人』10曲…合計48曲!3rd. アルバムは、1st. アルバムから6曲、2nd. アルバムから2曲、それぞれ選曲したライブ版。1974年、ヴォカリストのピーター・ウルフと、女優のフェイ・ダナウエイが結婚と、ライナー・ノーツに記述がある。
2013.10.17

アメリカには、89のデス・メタル・バンドが犇めいている。圧倒的に多く、他国を足許にも寄せつけない。冷めていながら耽美的な旋律を得意とする、メタリカがThrash Metalに名を連ねている。スラッシュ系ミュージシャンの敬愛するMOTÖRHEADは孤高のバンドらしい。
2013.10.17

スキッド・ロウ『Slave to the Grind』…1991年にリリースした、この2nd.アルバム(紙ジャケット版)には、ヴォーカリストの、セバスチャン・バックの名前がない。Dave Sabo、Scotti Hill、Rachel Bolan、Rob Affusoの4人だけ。CDを入れるケースには、かっきり5人の顔写真が載っているのに。その中の一人が、セバスチャン・バックに違いないのだが、コンサートに行ったことがないので分からない。5人が揃って、文句でもあるかーって顔して仲よく睨んでるのがなんとも面白い。ヴォーカリスト、セバスチャン・バックは、限界を無造作に越えている。もう、楽器になりきってしまっているようだ。ベスト・アルバムには、この2nd.アルバムから4曲が入っている。最初入手したベスト・アルバムは格安の輸入版CDだった。
2013.10.17

『メタル:ヘッドバンガーズ ・ジャーニィ』の特典映像で、アリス・クーパーは、「ステージでは、サタンのことを歌う。演奏会場を後にしたら、キリスト教信者に還る」 。また「サタンは、角を生やしたオドロオドロシイ姿で現れはしない」…と。一見紳士風だが、実は凶悪な鈎爪と鋭いキバを隠して、にこやかな表情で近づき、甘い言葉で囁きかけてくるんだ」とも語っていたように思う。人類の進化に一役買っているウイルス同様、サタンもまた人類の進化に貢献している。そうでなければ、神がサタンを認めたりはしない。矛盾に見えるのは人間に知恵が足りないか、あるいは改心してないからなのだろう。
2013.10.17

アリス・クーパー『Love It to Death』(1971年作、Made in Germany)は、デトロイト出身アリス・クーパーのトレード・マークとも云えるダミ声炸裂のアルバム。クーパーの出生名はVincent Furnier(ヴィンセント・ファーニア)。Fournierに近い綴りのFurnierは、フルニェと読めそうなので、クーパーはフランス系なのだろうか(確認してないので断言できない)。1969年にデヴューし、1972年には『School's Out』が大ヒットした。『Love It to Death』は2作目になり、親交のあったフランク・ザッパからの影響が窺えるという。オジー・オズボーン、トーキング・ヘッズをはじめ、様々な時代の様々なロックスターがアリス・クーパーのファンだった。HR界の重鎮アリス・クーパーのダミ声は、現在活躍中のメタリカ(スラッシュ・メタル)やトリヴィウム(2000年にデヴューしたメタルコア・バンド)では、さらに咆哮に近い声にパワーアップしている(ように聴こえる)。本名を「アリス」に変えたのは、音楽性とのギャップを狙ったためだとか。戸籍上も「アリス」なのだから、余程の変人かと想像するが、実際には政治的に保守で堅物とのことだ。映画『ザ・ファイナルナイトメア』(『エルム街の悪夢』シリーズ)に出演してるとのこと、機会があったら観てみたい。デヴューしてから40数年、未だ現役で演奏活動を続けているらしいが、近況が日本には届いていない。フランク・ザッパからの影響によるのか、社会風刺や批判を演奏活動で表現してきた音楽家の一人。
2013.10.19

昔、映画『ウッドストック』を映画館で観たことがある。その中で、あるロック・バンドが’motorcicle Honda’と歌っていたのを記憶している。なにしろ、3,40年前なので、違っているかも知れない)。’…Honda’(ハンダと聴こえた)は勿論、本田技研工業の自動二輪車のこと。
2013.10.28

ボン・ジョヴィ、スキッド・ロウ、チープ・トリックいずれも、日本でデヴューしヒットを飛ばした。3者に共通するのは、当初日本の若い女性ファンに支持者が多かった点だ。デヴュー当時のスキッド.ロウを、ロック・ファンはボン・ジョヴィの弟分として軽く見ていたため、大人気とはならなかったとか。チープ・トリック…バンド名だけは知っていたが、ハードロック・バンドとは知らなかった。トム・クルーズ、ケリー・マクギリスが出ていた、『トップ・ガン』の挿入曲「Mighty Wings」はチープ・トリックの提供した曲だった。このバンドのお陰で有名になったのは、武道館の方かも知れない。日本でデヴューし、人気が出たチープ・トリックは、単純明快なメロディーで覚え易かったのだろう。俳句や短歌を嗜む日本人向きの、バンドだったが短命に終わってしまった。ネーミングが、良くなかったのかも知れない。もっと、格好いいバンド名にしたら残ったはずだ。今でもファンがいるらしい。
2013.10.28

キング・クリムゾン『In the Court of the Crimson King』…昔、ふらりと入ったレコード店で買った。カセット・テープの上面に、ビートルズの「アビー・ロードを抜いた」と書いてあった。当時大人気のビートルズ…バンド名は知ってたが、聴いたことはなかった。キング・クリムゾンの曲を初めて聴いた時の感覚は、まるでリキュール酒「アブサン」を味わった時の、なんとも表現し難い感覚に似ている。口あたりの悪いアブサンは、一度でも味わったら二度と忘れない。クリムゾンの曲も同様で、一度聴いたら記憶に焼き付き、何時までも鳴り響く凄まじくも独特な曲だ。独特な曲の源は、メロディよりもサウンドにある。ロバート・フリップのストイックなまでに、一切の妥協を廃した音創りは、他のメンバーをバンドから離脱させる。抜けたミュージシャンは、反動から極端な方向、よりポピュラーな方へと向う。エイジアのジョン・ウエットンや、ソロ活動期のグレッグ・レイクがそうだった。
2013.10.28

メン・アット・ワークは、1979年、豪州メルボルンで結成し、1981年に『ワーク・ソングス』(Business as Usual)をリリースし、好評の余勢を駆って1982年に海外進出を果たす。…「Who Can It Be Now?」(1曲目)、「Down Under」(2曲目)がいきなり全米No.1、およびグラミー賞最優秀新人賞を獲得する。1st.アルバムの『Business as Usual』(1981年、Made in Austria)は、ボーナス・トラックを含み全14曲、演奏時間52分。Men At Workとは妙なバンド名を付けたもの…どのように訳したら日本語らしくなるのだろうか。「仕事中の野郎ども/労働者ども」それともスラングか。妄想からは正確な訳語は出てこない。去年、書店をぶらついていて、偶々洋書売場でグレアム・グリーンの短編集を見つけた。映画『ハバナの男』の原作者、グリーンは敬虔な基督教徒だった。その短編集(Penguin Classics『Complete Short Stories』)の中に、「Men At Work」なる短編が入っている。オーストラリアのロック・バンド’Men At Work’は、この小説から採ったのかも知れない。
2013.10.28

30数年前、ビートルズのカム・トゥゲザーをカセット・デッキで再生したら、スピーカーからポール・マッカトニーの高音の声が驚くほど小さく聴こえ、音響機器が壊れかかっているのかと思ったことがある。その後、CD で再生してもやはり同じ結果だった。低音のベースが、響き過ぎなのがHR(ハードロック)っぽい。HRはビートルズから始まったのだろうか、ロックの聴き始めがキング・クリムゾンだったので未だに分からない…で済ませている(ものぐさはこれだから困る)。しかし、その後に続々現れたHR/HMは、モーターヘッドのようなバンドを除き、高音のヴォーカルに低音のベースが基調になっているようだ。
2013.10.30

Def Leppard(デフ・レパード)『Vault 1980-1995』 (デフ・レパード・グレイテスト・ヒッツ1980-1995、1995年リリース) …全16曲、演奏時間73分。ディスク上面にスペイン語で、「industria Argentina - Disco es Cultura」とあり、アルゼンチン共和国製らしい。リズミカルで軽いフットワークの効いた代表的な曲と思えるのは、独断と偏見で選曲するなら、「Let's Get Rocked」(4曲目)、「Armageddon It」(12曲目)、「Rock Of Ages」(14曲目)の3曲。全体を通じて軽快なリズム感に溢れ、辛口ビールを味わった時の清涼感がある。

*メンバー構成:
リック・サヴェッジ(b)、ピート・ウィリス(g)、トニー・ケニング(d)が、パブリック・スクール(イギリス)在学時に結成した(1977年)、バンド「アトミック・マス」が「デフ・レパード」の母体となった。現在のメンバーは、Joe Elliott (Lead vo/Accoustic g/p)、Rick Savage(b/vo)、Rick Allen(d)、Phil Collen(g/vo)、Vivian Campbell(g/vo)。

*デフ・レパードのアルバム:
・1980年:1st.『オン・スルー・ザ・ナイト(On Through the Night)』
・1981年:2nd.『ハイ・アンド・ドライ(High 'n' Dry)』
・1983年:3rd.『炎のターゲット』(Pyromania)』
・1987年:4th.『ヒステリア(Hysteria)』
・1995年:ベスト・アルバム『Vault 1980-1995』
・2006年:カバー・アルバム『Yeah!〜イエーイ(Yeah!)』
2013.11.6

ブルー・オイスター・カルト『Secret Treaties』…1974年にリリースした3rd.アルバム。我が家の2001年版CDは「Made in Austria」。全13曲、演奏時間56分。「クトゥルー」を基調とした「Subhuman」(2曲目)、「Astronomy」(8曲目)の他に、4曲目に「ME 262」(第2次世界大戦時に、ドイツが開発したジェット戦闘機名)、12曲目に「Born to Be Wild」(ステッペン・ウルフの演奏する曲は、映画『イージー・ライダー』で有名)が入っている。
2013.11.7

ブルー・オイスター・カルト…1967年ロングアイランド(ニューヨーク市)で、結成した。当初のバンド名は「Soft White Underbelly」だったが、その後、改名を繰り返し「Blue Öyster Cult」に落ち着く。1972年、デヴューと同時にアルバム『Blue Öyster Cult』をリリースする。1986年にリリースした『Imaginos』は、H.P.ラヴクラフトの「クトゥルー暗黒神話大系」を基調にしたコンセプト・アルバム。曲の一部は、『Secret Treaties』の「Astronomy」、「Subhuman」に取り入れた。マネジメント担当のサンディ・バールマンが、同バンドが誕生する以前に企画していたという。メンバーは、エリック・ブルーム (vo、g、kbd)、ドナルド・”バック・ダーマ”・ローザー (Lead g)、ジョー・ブーチャード (b)、アルバート・ブーチャード (d)の5人。1983年、9作目のアルバム『The Revölution by Night』をリリースしたが振るわず、この頃よりメンバーに脱落者が出始め、1987年には空中分解を起こし解散した模様だ。リリース点数が多い割には人気が出ず、ロックの広大深遠な森の中に埋もれてしまった感がある。

*ブルー・オイスター・カルトのアルバム
1. スタジオ版…1972年のデヴュー・アルバム『Blue Öyster Cult』から、2001年のアルバム『Curse Of The Hidden Mirror』まで13枚のアルバムをリリースしている。
2.ライヴ版…1975年の『On Your Feet Or On Your Knees』から、2002年の『Long Day's Night』まで5枚のアルバムをリリースしている。
2013.11.7

ボン・ジョヴィ『Cross Road:The Best of Bon Jovi』(1994年、Industria Argentina)…デヴュー10週年を記念するベスト・アルバム。全15曲、演奏時間77分。15曲目は「トラック15」としか表示せず。好みに合いそうなのは、「Livin' on a Prayer」(1曲目)、「Always」(4曲目)、「You Give Love a Bad Name」(7曲目)、「Bad Medicine」(11曲目)、「Runaway」(14曲目)の5曲だろうか。尚、10曲目には「Livin' on a Prayer」のリメイク版「Prayer '94」が入っている。ボン・ジョヴィの「振り」が、デフ・レパードによく似ているのが面白い。

<再生回数>
(YouTube、2013.11.08 20:00時点)
1.Bon Jovi:
    「Livin' On A Prayer」 70,540,933回
    「It's My Life」 132,019,511回(1億3千2百万回…驚異的な再生回数!)
2.Michael Jackson:
    「Beat It」 74,467,257回
2013.11.8

ディープ・パープルは1968年、イギリスで結成したハードロックバンド。バンド名は、リッチー・ブラックモアの発案によるという。結成時はジョン・ロード(kbd)、リッチー・ブラックモア(g)、イアン・ペイス(d)、ニック・シンパー(b)、ロッド・エヴァンズ(vo)の5人編成。HR/HMの定型を作り上げ、ハードロック・バンドとして高い評価を得た。ブラックモアの主張通りに、ハードロック路線を貫いたのが幸いしたのだろう。1976年に解散して、8年間活動を休止した後の1984年に再結成している。結成から今日に到るまで、10回に亙りメンバー入れ替えを行なってきた。イアン・ギラン(vo)が加わったのは1980年代に入ってからだった。
2013.11.11

ディープ・パープル『Fireball: EMI 25th. Anniversary Edition』(1971年、Made in the E.U.)…全16曲、演奏時間78分、評価が高く全体によく纏まった傑作といえる一枚。「Fireball」(1曲目)は、さしずめ「稲妻」とでも訳したらよさそうな、アップテンポで終始する軽快な曲。「Demon's Eye」(3曲目)は、オドロオドロシイ感じがなく、極めて穏やかな楽曲で、デモンの正体は「悪霊や悪魔の眼」というより「第3の眼」を意味しているのではないかと勝手に想像する。「Strange Kind of Woman」(8曲目)に登場する、謎めいた女は如何なる存在か。歌詞を無視してメロディに合わせ、作詞してみるのも一興かも知れない。同アルバムには、’Fireball’から’No Once Came’まで全16曲を収録、その中9曲はボーナス・トラックだ。14曲目に’Fireball (Instrumental: Take 1)’が入っており、’Fireball’を聴き比べができるのは、ファンにとって嬉しいのではないだろうか。
2013.11.11

ドアーズ7作目のアルバム『L.A.Woman』(輸入版、 Made in the E.U.)は、ジム・モリソン在籍最後のアルバム。ドアーズは、1965年から1970年までに活躍、モリソンの死と共に消えてしまった。ドアーズを最初に知ったのは、映画『地獄の黙示録』(1980年公開)で聴いた「The End」だった。ジム・モリソンの声は、1作目の中高音から7作目の中低音に激変し、まるで別人のようだ。1st.アルバムは「Break on Through(To the Other Side)」から始まり、「The End」の11曲の他に「Moonlight Drive」(Version 1,2)、「Indian Summer」(Vocal Version)の3曲が入っている。デヴュー作では、「Light My Fire」が大ヒットしたそうだが、ジム・モリソンに聞かないことには、曲名の本当の意味は不明のような気がする。日本語訳の「ハートに火をつけて」では、なんのことやら―。映画『Altered States』でこの曲を聴いた憶えがある。1st.アルバムの4曲目に「Twentieth Century Fox」なる曲が入っている。曲名から、キング・クリムゾンの「21st Century Schizoid Man」を意識したのかと、思うが真相はどうなのだろう。
2013.11.13

ディープ・パープル「パーフェクト・ストレンジャーズ」(『パーフェクト・ストレンジャーズ』1984年)と、ミューズ「アップライジング」(『ザ・レジスタンス』2009年)には類似性がある(ような気がする)。シンセサイザーを用いている所為かも知れない…そう単純に思っているだけなのだが。
2013.11.15

ロックは英米圏主導で広まったためか、コンピュータ世界同様、英語に一本化してしまった。かつて、フランスはコンピュータ用語をフランス語化しようとしたが失敗した。すでに英語が定着してしまった分野は、容易には変えられない好例だ。ロックの世界も、コンピュータ同様に英語しか通用しなくなった。
2013.11.15

TOTO『Past to Present 1977-1990』…1990年、Made in Austria、邦題「グレイテスト・ヒッツ」、全13曲、65分。全体にまとまりがよく無難な選曲で、スラッシュ・メタルやデス・メタルで草臥れた耳を休めるには持ってこいかも知れない。「Africa」(2曲目)、「Hold the Line」(3曲目)、「Rosanna」(8曲目)、「I Won't Hold You Back」(9曲目)、「Pamela」(12曲目)などがよい。1977年、デヴィッド・ペイチ (David Paich) 、ジェフ・ポーカロ(Jeff Porcaro、d) の二人を中心にロサンゼルスで結成し、約31年間ロック・バンドとして活躍した後、2008年に解散した。初期メンバーは、Bobby Kimball(vo)、Steve Lukather(vo、Lead g)、Jeff Porcaro(d)、Steve Porcaro(kbd、vo)、David Hungate(b、g)、David Paich(kbd、vo)の6人編成。Jeff Porcaro(d)こそTOTOの中心人物だったが、1992年に殺虫剤アレルギーによる心不全で急逝した。バンド名「TOTO」の由来:ジェフ・ポーカロがデモ・テープに、映画『オズの魔法使い』に登場する犬の名前「toto」を書いて、判別しやすくしたのがそのままバンド名として定着したという。
2013.11.18

Leon Russell(レオン・ラッセル)『Leon Russel』…1995年リリース。ディスク記録面側に’Mastered by EMI MFG.’とあるのみで生産国の表示がない。レオン・ラッセルは米オクラホマ州出身のシンガーソングライター。様々な音楽制作に関わり、後年ヴェンチャーズの「10番街の殺人」、「朝日のあたる家」等にオルガン・ソロ演奏で参加している。レオン・ラッセルは、南部特有の音色を醸し出す、メロディや独特な発声から、「スワンプ・ロック」の帝王という称号を持つ。1曲目の「A Song for You」(1970年作、「ソング・フォー・ユー」)は、エリック・クラプトンに影響を与えたといわれている。また、ジョー・コッカー(6曲目の「デルタ・レディ」)、カーペンターズ(「スーパー・スター」)、ジョージ・ベンソン(「マスカレード」)等、複数のミュージシャンに作品を提供している。
2013.11.20

ティー・レックス『Color Collection』…2007年リリース(Made in Germany)。全15曲、演奏時間51分。1968年、マーク・ボラン(アコースティック・ギター、ヴォーカル)、スティーヴ・トゥック(パーカッション)の二人が、ティラノザウルス・レックス(Tyrannosaurus Rex)名でロックバンドを結成しデヴューした。70年代前期に、グラムロックなるカルト的人気を得た。第2のビートルズともいわれ、一時は一斉を風靡したそうだが、1977年9月、ガール・フレンドのグロリア・ジョーンズが、運転する車に同乗して事故に遭い(街路樹に激突)、死去した(享年29歳)。1曲目の「Get It On」(4’26”)を聴くために買ったようなものだが、それでは身も蓋もないので、その他の曲を聞き直してみた。最短は「Woodland Bop」(1’40”、13曲目)、最長は「The Wizard」(8’52”、11曲目)だった。マーク・ボランの声は低音はよいが、高音は声がよく通らずまったく話にならない。1曲目から7曲目までは聴けるが、後はどうでもよい感じだ…フアンは怒るかもしれないが。
2013.11.21

1970年にデヴューしたシン・リジィの2nd.アルバム『Shades Of A Blue Orphanage』は派手ではないが味わい深い曲が多く、また聴いてみたくなるハードロックだ。ゲーリィ・ムーアが一時期加わったこともあり、イギリスやアイルランドでは今でも人気絶大らしい。10曲目の「Whisky In The Jar」は愉快な曲だ。調子に乗って、繰り返し聴いてる中に酔っ払ってしまいそうだ。Jar(広口瓶)はBottle(瓶)何本分の容量なのか。 Whiskyと入力しツイートしてから曲名を確認したらWhiskeyだった…またもスペリングを間違えたか。『The New Penguin English Dictionary』には、「Whiskeyはアイルランドあるいはアメリカ製のWhisky」とある。Scotlandは「e」を抜いた方だろうか。『The Concise Oxford Dictionary』でwhiskyを引いたら、 (US & Ir. whiskey)とあり、またwhiskybae(廃語)やUSQUEBAUGH(綴りを単純読みするならアスキボー)が載っていた。’USQUEBAUGH’はクトゥルーにでも登場しそうな名称で面白い。
2013.11.22

Ry Cooder(ライ・クーダー)『Ry Cooder』…1970年リリース、Made in Germany。全11曲、演奏時間30分。ライ・クーダーの、しゃちこ張らず惚けた感じの歌い方が、のんびりした幌馬車による旅を想わせるところがある。生きるには厳しい世の中だが、そう肩いからせていたのでは却って逆効果ってことのようだ。4曲目に「Do Re Mi」(ドレミ)が入っている。生きるには金が、作曲するには楽譜が必要、それが基本の世の中ということらしい。この曲でいうドレミとは、基本になるイロハを意味しているのだろう。原曲は、Woody Guthrie(ウディ・ガスリー*)『Dustbowl Ballads』(ダストボウル・バラッズ)に所収の「Do Re Mi」。
*ウディ・ガスリー…14歳の時に一家が離散し、大恐慌時代には放浪生活の経験を持つ、米のフォーク歌手・作詞家・作曲家。ボブ・ディランに、多大な影響を与えたといわれている。
2013.11.23

トーキング・ヘッズ『Remain in Light』…1980年にリリースした4枚目アルバム、Made in Japan。全8曲、演奏時間40分。アフリカのリズムに乗ったパンク・ロックとでも評したらよいのだろうか。他のミュージシャンに、大きな影響を与えたといわれる―1982年にリリースした、TOTO『TOTO IV』(TOTO IV~聖なる剣~)所収「Africa」と聴き比べてみたら、共通性を発見できるかも知れない。トーキング・ヘッズは、1974年に結成し1991年に解散した米ロック・バンド。ロードアイランド・ディザイン学校生だったデヴィッド・バーンが、パフォーマンス・アート、寸劇、ロック等の融合を目指す「ファビュラス・モーテルズ」なる学生バンドの一員、クリス・フランツと「ジ・アーティスティック (The Artistic)」を結成、その後ティナ・ウェイマス(クリス同様、「ファビュラス・モーテルズ」の一員)が加わり「トーキング・ヘッズ」に改名した。メンバーは、デヴィッド・バーン(vo、g)、クリス・フランツ(d、back vo)、ティナ・ウェイマス(b、back vo)、ジェリー・ハリスン(kbd、g、back vo)の4人編成。1曲目「Born Under Punches」(The Heat Goes On*)の括弧内の曲名と、エイジアが1983年にリリースしたアルバム『Alpha』に同名の曲(5曲目)が入っている(楽曲そのものはまったく異なるが)。個人的には、「Crosseyed and Painless」(2曲目)、「Houses in Motion」(5曲目)、「Listening Wind」(7曲目)の3曲が好みに合う。
*括弧内に付記した曲名が、原曲をさしているのかどうか…未確認。
2013.11.25

ポスト・ハードコア・バンド「Yashin(ヤシン)」は、2006年、グラスゴー(スコットランド南西部)の近郊グリーノックで誕生した。同地は、造船など重工業の中心地として有名。スコットランドにはマッキントッシュ名が多い。アップル「Mcintosh」は、リンゴ一品種の発見者名に由来するという。メンバーはハリー・ラドフォード、ケヴィン・マイルス、ポール・チャールズ・トラバーズ、アンドリュー・マクシェイン、デヴィッド・ビートン、コナー・マックレオドの6人から成る。ヴォーカル・パートは歌唱、咆哮の各専任に別れていて、米国のメタルコア・バンド「トリヴィアム」によく似ている。
2013.12.2

TOTO『Africa: The Best of TOTO』2009年、Made in the E.U.、2枚組。1枚目:全16曲、演奏時間71分。2枚目:全15曲、演奏時間70分。元体操選手だったという、ヴォーカリストFergie Frederiksen(ファーギー・フレデリクセン)の、中音域から高音域まで伸びのある、安定した歌唱は驚異的だ。フレデリクセンに匹敵するのが、Striper(ストライパー)のMichael Sweet(マイクル・スウィート、vo/g)。TOTOの「Angel Don't Cry」(5th.アルバム『Isolation』1984年)とストライパーの「No More Hell To Pay」(8th.アルバム『No More Hell To Pay』2013年)とを聴き比べた結果、甲乙つけ難かった。ストライパーは、カリフォルニア出身のヘヴィメタル・バンド。1983年に結成し1992年に解散、2005年に再び復帰して現在に到る。メンバーは、Michael Sweet(マイケル・スウィート、vo/g)、Oz Fox(オズ・フォックス、g)、Robert Sweet(ロバート・スウィート、d)、Tim Gaines(ティム・ゲインズ、b)の4人。バンド名は、「イザヤ書53章5」の中にある「stripe」という単語に由来するという。
2013.12.7

2009年8月にサンタ・バーバラで結成した5人のメンバーから成る、本格的なハード・ロック(Genuine Hard Rock)・バンド「ウインチェスター・レブルズ」のロックは、温かみのあるカリフォルニア・サウンドで馴染みやすい。ウィンチェスター・レブルズは、ニック・ハント(Vocals)、ジョニー・リヴァグッド(Bass)、ニック・フィッツジェラルド(Lead guitar)、ジェイムズ・ロンゴリア(Guitar)、バリー・カーター(Drums)の5人編成のロック・バンド…アメリカン・ロック大爆走中だ。ニック・ハントの声は明るく甘さのあるバリトン。今後、テノール領域に達しそうな勢いがある。ベースの低音が、アメリカン・バイクのエンジン音のようにゆったり響いてくるのが心地よい。ツインギター、ドラムズのハーモニーは、暴走を抑える役目を果たしているかのようだ…も少し過激でもよいのだが。http://www.winchesterrebels.com
2013.12.10

TOTO『Hydra』(1979年、2nd.アルバム、ディスク上面に’Made in …’ではなく’Sony Music Direct(Japan) Inc.’とある)…第一期オリジナル・メンバーによる2枚目アルバム。全8曲、演奏時間41分。メンバーは、ボビー・キンボール(vo)、スティーヴ・ルカサー(g/vo)、ジェフ・ポーカロ(d/percussion)、スティーヴ・ポーカロ(kbd/vo)、デヴィッド・ハンゲイト(b/g)、デヴィッド・ペイチ(kbd/vo)の6人。ヴォーカル・パートを1人が専任し、4人が兼務している。最も甲高いのがボビー・キンボール(6曲目「Mama」、7曲目「White Sister」)、次いでスティーヴ・ルカサー、デヴィッド・ペイチ(1曲目「Hydra」)だろうか。ポーカロ兄弟の声は聴き分けられなかった。
2013.12.12

Cream(クリーム)『Wheels of Fire』(1968年、2枚組3rd.アルバム、Made in Japan)…CD1:スタジオ演奏版、全9曲、演奏時間36分。CD2:フィルモアでのライヴ版、全4曲、演奏時間44分。日本版『クリームの素晴らしき世界』とは、なんとも奇妙なアルバム名…アイスクリームのレシピ集かと思ってしまう。メンバーは、Jack Bruce(ジャック・ブルース、Lead vo/b/harmonica)、エリック・クラプトン(g/vo)、Ginger Baker(ジンジャー・ベイカー、d)の3人。ロック界初のスーパーグループ。伝統的/現代的な、ブルースを基調としながらも、ジャズの要素を含む。活躍は1966年から1968年に過ぎないが、レッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、ジェフ・ベック・グループ、ラッシュ、グレイトフル・デッド、フィッシュ(Phish)、ウルフマザー(Wolfmother)、 ブラック・サバス等、多くのロックバンドに影響を与えたという。1994年、2005年、ライヴ演奏のため一時的に再結成している。
2013.12.12

エリック・クラプトン『Complete Clapton』…2枚組、2007年、Made in the E.U.。Disc 1:全19曲、演奏時間79分。Disc 2:全17曲、演奏時間76分。英国出身のエリック・クラプトンは、1960年代にヤードバーズ、クリーム等で活動したミュージシャン(g)、シンガー・ソングライター。ブルースを基調とするがそれだけに留まらず、自作品をジャズにアレンジして歌い、演奏したりする(動画がYouTube上に載っている)。私生活では、1970-1980年代にかけ、薬物/アルコール依存症の経験を持つ。映画『RUSH』(ラッシュ*)では主題曲を手がけている。
*『ラッシュ』(監督リリ・フィニー・ザナック、1992年作、劇場未公開)の主題曲「Tears in Heaven」(Disc 2の8曲目)はクラプトンの作。ジェイソン・パトリック(囮捜査官)、ジェニファー・ジェイソン・リー(囮捜査官の助手)、ウィリアム・サドラー(ジャンキー)が出演している。
2013.12.14

ローリング・ストーンズ『Flashpoint』(1991年リリース、5th.アルバム、ライヴ盤):Made in Germany(2009年)、全17曲、演奏時間76分、日本版アルバムは『フラッシュ・ポイント/発火点』。1960年代(ロック草創期)から現代まで…解散することなく、R&B調ロックンロールを堅持している。メンバーは、ブライアン・ジョーンズ(1969年急死、死因には自殺/他殺/事故死等の各説がある。g、harmonica、marimba、sitar)、ミック・ジャガー(lead vo、harmonica、g、kbd)、キース・リチャーズ(g、b、back/lead vo)、チャーリー・ワッツ(d)、ビル・ワイマン(b、1991年脱退)、ミック・テイラー(ブライアン・ジョーンズの後任、g、b、1974年脱退)、ロン・ウッド(ミック・テイラーの後任、b)、ダリル・ジョーンズ(ビル・ワイマンの後任サポート・メンバー、g、b、back vo)。『Flashpoint』の収録曲は、ストーンズ・ファンにはお馴染みの曲ばかりのようだが、「Miss You」(4曲目)、「Sympathy for the Devil」(12曲目)、「Brown Sugar」(13曲目)、「Jumpin' Jack Flash」(14曲目)、「(I Can't Get No)Satisfaction」(15曲目)等がよい。
2013.12.18

ローリング・ストーンズ『The Rolling Stones, NOW !』(1965年リリース、):Made in Japan(2006年)、全12曲、演奏時間35分。リリース年から察するに、ブルース(アフリカ系アメリカ人の音楽)から、強い影響を受けた作品ばかりの感じだ。ビートルズと同時代に登場したローリング・ストーンズだが、聴き比べるまでもなく、ビートルズとは全く異なるのが分かる。唯一、8曲目の「Off the Hook」がビートルズ調なのが興味深い。9曲目の「Pain in My Heart」は、オーティス・レディングの持ち歌だったろうと思う。10曲目の「Oh Baby (We Got a Good Thing Goin')」は、ミック・ジャガーがプレスリーに、似せて歌っているように聴こえる。プレスリーは、黒人霊歌を歌える唯一の白人だった。ストーンズの『The Rolling Stones, NOW !』を、アフリカのリズムを取り入れた、トーキング・ヘッズの『Remain in Light』(1980年リリース)と比較してみたら、面白い発見ができるかも知れない。
2013.12.22

E.L.O『Discovery』:1979年リリース。入手したCDは、Made in Austria、2001年。全12曲、43分(10-12まで3曲はボーナス・トラック)。リリース前、すでにプラティナ・ディスク獲得の快挙を成し遂げた。シングルカットした「Shine A Little Love」(1曲目)、「Confusion」(2曲目)、「The Diary Of Horace Wimp」(4曲目)、「Last Train To London」(5曲目)、「Don't Bring Me Down」(9曲目)の5曲は、英米で上位を占めた(4曲目は英のみ発売)。メンバーは、それまでの7人から4人編成―ジェフ・リン(vo/g)、べヴ・べヴァン(d)、リチャード・タンディー(p/synthe.)、ケリー・グラウカット(b)―に路線変更し、結果的に大成功をおさめた。それまでの壮大なオーケストラ調から、ディスコ・サウンドに変わり、その分、軽快感が高まった。’Discovery’で想い出すのは、アーサーC.クラーク原作『2001:A Space Odyssey』(『2001年宇宙の旅』)に登場する、木星探査船ディスカヴァリー号だが、ジェフ・リンの念頭には’Disco-very’(ディスコ‐)があったらしい。
2013.12.26

ザ・フー『Then and Now』:2004年リリース(UK)。1964年、シェパーズ・ブッシュ(ロンドン)での結成時~2004年までの曲から収録したベスト盤らしい(Made in Japan)。全20曲、演奏時間77分。1曲目から7曲目まで―「I Can't Explain」、「My Generation」、「The Kids Are Alright」、「Substitute」、「I'm a Boy」、「Happy Jack」、「I Can See for Miles」―はビートルズの曲をカヴァーしたのかと思えるほど、演奏から歌唱までビートルズ風なのが愛嬌だ。ザ・フーらしくなるのは、8曲目「Magic Bus」あたりからだろうか。ネット上の解説には、『Then and Now 1964-2007』(Polydor)が載っている。メンバーは、Pete Townshend(ピート・タウンゼント、g/vo/kbd/synthe.)、Roger Daltrey(ロジャー・ダルトリー、vo)、 Keith Moon(キース・ムーン、 1978年死去、d)、John Entwistle(ジョン・エントウィッスル、b/vo/brass)、 Kenney Jones(ケニー・ジョーンズ、 キース・ムーンの後任、d)。
2013.12.27

4.2014

イエス『Close to the Edge』(『危機』1972年5th.アルバム):2003年、Made in Germany。全7曲、演奏時間65分。最長18分43秒(「Close to the Edge:The Solid Time of Change/Total Mass Retain/I Get」)、最短3分21秒(「Total Mass Retain」Single Version)…流石シンフォニック・ロックというだけあり、9分以上の曲が5曲も入っている。イエスは1968年、ロンドンで結成したプログレッシヴ・ロック・バンド。ジャンルとしては、プログレの他、シンフォニック、アート、サイケデリックと多彩。全員、自己主張が強く、せめぎ合いながら演奏するスタイルから、絶妙な緊張感を生み出すのが特徴といえる。結成期のメンバーは、Jon Anderson(ジョン・アンダーソン、lead vo)、Chris Squire(クリス・スクワイア、base g、vo)、Tony Kaye(トニー・ケイ、kbd)、Bill Bruford(ビル・ブラッフォード、d)、Peter Banks(ピーター・バンクス、g、vo)の5人編成。1968-1980年まで活動後一時休止、1983-2004年に再活動したのち再び休止、その後、2008年から活動を再開し現在に到る。
2014.1.24

イエス『Fragile』(『こわれもの』1971年4th.アルバム):2003年、Made in Germany。全11曲(中2曲ボーナストラック「America」、「Roundabout」[Early Rough Mix])、演奏時間60分。最長11分33秒、最短38秒。1st.アルバム『Yes』(1970年)がフォーク、R&Bを基調としながら、3rd.アルバム『The Yes Album』はスティーヴ・ハウ加入で方向性が一変した。さらに4th.アルバム『Fragile』にリック・ウエィクマンが加入し、イエス・サウンドが確立した。

・メンバー構成:
1.結成期:Jon Anderson(ジョン・アンダーソン、lead vo)、Chris Squire(クリス・スクワイア、base g、vo)、Tony Kaye(トニー・ケイ、kbd)、Bill Bruford(ビル・ブラッフォード、d)、Peter Banks(ピーター・バンクス、g、vo)。
2.その後:Steve Howe(スティーヴ・ハウ、g)、Alan White(アラン・ホワイト、d)、Jon Anderson(ジョン・アンダーソン、vo)、Chris Squire(クリス・スクワイア、b)、Rick Wakeman(リック・ウェイクマン、kbd)。
2014.1.31

今朝、あるSNSサイトにアクセスした直後、「ゲイリー・ムーア 6時間半弾きまくり、ダブルパック3DVD」なる広告が載っているのに気づき、眼が釘付けになった。ダブルパックとは、ひょっとしてA,B両面に焼き付けてあるってことかも知れない。昔、映画『V』を買ったら両面焼き付けだった。裸眼視力に自信があるなら何も支障ないが、老眼では両面を見分けるのは中々難しい…拡大鏡が必要になる。広告から察するに、音楽ヴィディオのようだから、ゲイリー・ムーアのファンにとって必見だろうと思う。最近、大ヴォリュームのアルバムが、目立つようになってきたと、思っているのは小生だけだろうか。
2014.3.26

以前、近郊にあるレコード店で、キング・クリムゾンのライヴ盤(4枚一組)全4巻がラックにズラッと並んでいるのを見たことがある。欲しかったが、生憎サイフは空っぽに近い状態のため断念した。残念だが当分の間、眺めるだけにしておきたい。いずれ入手しようかと思うが、何時になるやら分からない。
2014.3.26

スティーヴ・ハケット『Voyage of The Acolyte』…2,3年前に、スティーヴ・ハウの作品と間違えて買った時の一枚(ライヴ版ボーナス・トラックを含む全10曲、演奏時間64分23秒)。次いでに、スプートニクスと間違えてスコーピオンズ『Crazy World』をも買った。『Voyage of The Acolyte』は、異様なジャケット・ディザインが眼を引いた。ドアを開けて入ってきたオドロオドロしい怪人(白目を剥いているところは『エクソシスト』の、リンダ・ブレア演じるリーガンの表情にそっくり)が、両手で抱えているのはアダムとイヴを映し出した球体(地球)らしい。髪振り乱し白目を剥いている怪人は、いったい何者だろうか…色々想像を搔き立てるディザインだ(説明書を散逸してしまい、作者が誰なのか不明)。6曲目に「Star of Sirius」という曲があるから、シリウス星の怪人(サタン?)とでもしておこう。また、8曲目に「Shadow of the Hierophant」(’Hierophant’は、辞典によれば「祭司[古代ギリシアの秘儀]」)という曲があり、想像を刺激してくれる。クラシック音楽の作曲をも手がける、スティーヴ・ハケットこそ怪人なのかも知れない。
2014.3.28

Doobie Brothers(ドゥービー・ブラザーズ)『The Captain and Me』(Made in Germany)は、1973年作、3rd.アルバム。1971年にデヴューし1982年に解散した後、1987年に再結成している。現在も地道な活動を続けている。1971年(1作目)から2010年(13作目)まで、39年間もの活動で決して多いとはいえないリリース数ながら、いまなお人気が高い。バンド名の’Doobie’は、マリファナ煙草を意味するスラングなのだとか。曲名に、「woman」の付いている曲が、2曲入っているのは珍しい―「Dark Eyed Cajun Woman」(4曲目)、「Evil Woman」(8曲目)。他にも稀有な名称が…4曲目「Dark Eyed Cajun Woman」のCajun(ケイジャン)、「Busted Down Around O'Connelly Corners」(9曲目)のO'Connelly(オコナリー)、「Ukiah」(10曲目)のUkiah(ユキア)等々。ケイジャンはカナダからの移民Acadianの子孫、ユキアはカリフォルニア州の風光明媚な小都市(人口15,500人)、オコナーを知ってる人でも、オコナリーは初見かも知れない。
2014.4.4

レナード・スキナードはサザン・ロック、対するドゥービー・ブラザーズはウエストコースト・ロックなのだそうで、説明に「Soul and R&B」とある。2010年に出たこのアルバムは、1970年のデヴューから実に40年目の新作になるらしい。初期とは違うサウンドだ。ドゥービー・ブラザーズ『World Gone Crazy』は、さしずめ「狂乱世界」とでもいうべきか。これでは、J.G.バラードの『狂風世界』の続編と間違えそうだ。迂闊なSFファンは、バラードの遺作が出たと勘違いするかも知れない。レナード・スキナードとは微妙に異なるウエストコースト・ロック。ライナー・ノーツの表紙絵がピカソ風で独創的、と思いつつ何処かで見たような気がすると考えている中に、ペルー人シャーマンの幻視した絵(Graham Hancock『Supernatural』74頁)を想い出した。どうやらシャーマンが「ayahuasca」なる植物から抽出したエキスを、服用して得た幻視を描いた絵のようだ。『Supernatural』の発行年は2006年(イギリスArrow Books)。『World Gone Crazy』は2010年に出ている。ライナー・ノーツの裏表紙に作者名Peter Woodを発見した。ピーター・ウッドは『Supernatural』の絵から霊感でも得たのだろうか。
2014.4.10

マイルス・デイヴィス『Bitches Brew』(Made in Austria)は、2枚組(全7曲100分強)、しかも、ジューダス・プリースト『Nostradamus』(2008年作)を超える大作で、ジャズでは珍しいのではないかと思う。ジャズ、ロックを融合したジャズ界の巨人マイルス・デイヴィス、1969年の作品。演奏もさることながら、2枚目に入っている曲名「Miles Runs the Voodoo Down」が、興味深い。フェラーリ等を乗り回していたというスピード狂のデイヴィスらしい曲名で、’shift down’を連想させる。『ビッチズ・ブルー』以前の、ロック界はどうだったか。レディオ・ヘッド(1985年、英オックスフォードでデヴュー)のアルバム『OK Computer』)は、デイヴィスのジャズから影響を受けた―そう解説にはある。『OK Computer』12曲が、すべて該当するのかどうか…。記憶の隅にでも刻んでおいたら、何時か思い当たるかも知れない。キング・クリムゾンの『Starless and Bible Black』(1974年作)の何曲目かに、『Bitches Brew』の1曲目「Pharao's Dance」の最初と似通ったところがある(ように思う)。キング・クリムゾンの『In the Court of Crimson King』(『クリムゾン・キングの宮殿』)は、偶然にも、『Bitches Brew』と同じ1969年にデヴューしてる。ジャズ・ロックでは、ソフト・マシーンが有名だが、プログレッシヴ・ロックの雄、キング・クリムゾンの曲は頭初からジャズ・ロックの要素を含んでいた(筈だ)。スピーカー前に陣取り、マグカップに入れたブラック・コーヒーかバーボン・ウイスキーのオンザロックを飲みながら、ジャズ・ロック/ロック・ジャズを堪能するには以ってこいのアルバム、それが『Bitches Brew』ではないかと思う。
2014.4.10

トリヴィアム『In Waves』(2011年作、Made in the E.U.)は全18曲からなる5th.アルバム。2000年に結成した、米フロリダ州オーランド出身のメタルコア・バンド。メタリカ等の攻撃的なスラッシュメタルや甲高い咆哮を歌唱の中心に据えるハードコアから影響を受けた。冷徹な叙情性を堅持するメタリカとは、若干異なっているようだ。全員が高度な演奏テクニックを有し、現在、新たなメタルコアともいえる音楽性で人気上昇中とのことだ。トリヴィアムの中心的存在、Matt Heafy(Guitar/Vocals)は、アルバム『In Waves』が以前、「Top Current Rock Albums chart」No.1に、バンド「Trivium」が「metal radio」No.1になったと、それぞれツイートしていた。1曲目「Capsizing The Sea」の’Capsize’は’upside down’と同義か。
2014.4.11

ドン・ヘンリー『The Very Best of Don Henley』(2009年作、Made in the E.U.)は、全14曲構成で、ドン・ヘンリーを知るには恰好のアルバム。ベスト版は買わないに越したことないが、入門編の役割はあるのではないだろうか。知らない曲を確かめ、収集の参考にするにはベスト版が最適かも知れない。ドン・ヘンリーはイーグルス時代に作曲を手がけ、ドラマー、ヴォーカリストとして活躍した。歌唱力はフレディー・マーキュリー(クイーン)、イアン・ギラン(ディープ・パープル)と並び世界的に高い評価を得ているとのことだ。名前のドン・ヘンリーからは、肥満体を想像していたが、まったく違っていた。ストイック(かどうかは分からないが…)なところが、ロバート・フリップ(キング・クリムゾンのリーダー)と共通しているような印象だ。イーグルス解散後の、1982年にソロ活動を開始して29年、これからも活躍しそうだ。このベスト版所収の「The Boys of Summer」、「The End of the Innocence」はグラミー賞を受賞している。ジャケット写真…ロック・ミュージシャンに共通した「怒れる若者」とは違うし、アーティストというよりも、寧ろインテリのエンジニアに見えるのだが。
2014.4.13

メタリカ『Six Feet Down Under EP』…アルバムに付属する説明書やディスクの何処にも「Made in …」の表記がない。ディスク上面にアルバム名、曲名の他、レコード会社名「UNIVERSAL」およびシリアル・ナンバー「2751576」が焼き付けてある。ケースの中には2枚折りにした簡素な説明書が入っているきり。これで1,500円なので、ちょっと変な気もする。今まで購入していた、1,000円の輸入版CDの方がデータ量は多い。ともあれ、このアルバムは録音状態が余り好くないが、ライヴ集としては貴重な1枚ではないかと思わせるだけの内容だ。ライヴで鍛えあげてきたメタリカならではだろう。1989年メルボルン(1.「Eye of the Beholder」および2.「...And Justice For All」) 、1993年パース(3.「Through the Never」) 、1993年メルボルン(4.「The Unforgiven」)、1998年パース(5.「Low Man's Lyric(Acoustic)」および6.「Devil's Dance」)、2004年シドニー(7.「Frantic」)、2004年ブリスベン(8.「Fight Fire With Fire」)のライヴ演奏8曲を収録している。買っておいて損はない。
2014.4.14

以前、CCRのベスト・アルバム第一巻『Chronicle, Vol. 1』(1976, Made in the E.U.)を入手した。「クロニクル」を文字通りに訳すなら「年代記」になるので、年代順に収録しているのだと思う。最初にカヴァー曲「Susie-Q」を持ってきている。デヴュー時に演奏したのがこの曲だったのかも知れない。原曲はルイジアナ出身のDale Hawkins (vo/g、1936-2010)の作。CCRは1959年「ブルー・ベルベッツ」名で結成、1967年ファンタジー・レコード(サンフランシスコ)との契約時「ゴリウォッグス」、1968年「CCR」に改名。1959年結成、1972年解散。活動期間は短かったが、サザンロックの先駆者的存在として後世に多大な影響を与えた。結成時メンバーは、ジョン・フォガティ(lead vocals, lead guitar)、スチュ・クック(bass)、ダグ・クリフォード(drums)の3人で、後にジョン・フォガティの兄トム(rhythm guitar)が加わった。このベスト・アルバムには、全20曲を収録、演奏時間の合計は67分55秒になる。「Who'll Stop the Rain」(11曲目)、「Have You Ever See the Rain?」(17曲目)が入っている。
2014.4.16

ゲーリィ・ムーアが2011年2月5日、スペインのホテルで死去―ファンにとっては衝撃的なニュースだった。以前、ムーアが加わっていたスキッド・ロウなるロック・バンドの存在を知り、近くのレコード店へ行ったことがある。首尾よく入手したと思い、帰宅してからジャケットをよく見ると、スキッド・ロウ違い―合衆国のロックバンド、このバンドにも良さはある―だった。同名のバンドが英米両国に存在するとは、一体なにがあったのだろうか。
2014.4.18

Moody Blues(ムーディ・ブルーズ)『Seventh Sojourn』…1972年リリース。入手したCDは、2008年版、Made in the E.U.。全12曲(中4曲ボーナス・トラック)、演奏時間63分。ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ザ・フーと同時期の、1964年にデヴューしたイギリスのロック・バンド。結成期はR&Bが主体で、1965年「Go Now」(『The Magnificent Moodies』)が大ヒットしたものの、ビートルズの人気に及ばず、結成してから1年6ヶ月後にデニー・レーン(vo/g)、クリント・ワーウイック(b)が脱退した。新メンバーを加えて再結成後、しばらくはR&Bを主体に演奏活動をしていたが、不評だったため、要望のあったクラシカル・ロックに転向したのが幸いし、イギリスを含むヨーロッパでアルバム『Days of Future Passed』が大ヒットし、世界的名声を得た。バンド名は、デューク・エリントンの「Mood Indigo」およびR&Bに由来するという。
2014.6.6

フリートウッド・マック『Tango In The Night』:1987年リリース、18枚目のアルバム、Made in Germany。全12曲、演奏時間44分。メンバーは、ミック・フリートウッド(d)、ジョン・マクヴィー(b)、クリスティン・マクヴィー(vo)、リンジー・バッキンガム(g, vo)、スティーヴィー・ニックス(vo)の5人。大方の評価は、音がよろしくない、屈指のアルバム、傑作…録音の悪さに反し、作品としての評価は非常に高い。アルバムのリリース後に、リンジー・バッキンガムが脱退している(その後復帰)。フリートウッド・マックは1967年、ピーター・グリーン(g)、ミック・フリートウッド(d)、ジョン・マクヴィー(b)、ジェレミー・スペンサー(g)の4人で結成(バンド名’Peter Green's Fleetwood Mac’)した英国のロック・バンド。結成期から1970年代初期まではブルースを基調とし、1970年代中期からポップス路線に転身して大成功。ジャケット・ディザインは、猛暑の夜に夢にでも見そうなアンリ・ルソー風の幻想的な絵だ。
2014.6.18

ソフト・マシーン『Volume Two』(1968年リリース。入手CDの発売は2009年、Made in the E.U.): 全17曲中、短い曲では10秒、長い曲でも5分59秒と今時のロックより短い。という訳で、演奏時間33分は気づかない中に終わっている(かも知れない)。ソフト・マシーンは1960年代に、デヴィッド・アレン(g)、ケヴィン・エアーズ(b/vo)、ロバート・ワイアット(d/vo)、マイク・ラトリッジ(kbd)の4人で結成し、1980年代まで活躍した英ケント州カンタベリー出身のロック・バンド。カンタベリー・ジャズロックの最高峰との高い評価を得ている。メンバーはアルバム毎に入れ替わり、その点では、プログレッシヴ・ロック界のトップに君臨するキング・クリムゾンに似ている。初期のサイケデリック、シュールレアリスティックなロックから、メンバーの入れ替わりにより、ジャズロックへと転身して行った。ジェスロ・タルと聴き比べてみたら、何か新しい発見がありそうな気がする(そんなことないか)。
2014.6.19

Foreigner(フォリナー)『Records』(ベスト盤、1982年リリース。Atlantic、Made in Canada):収録曲は、
1.Cold as Ice
2.Double Vision
3.Head Games
4.Waiting for a Girl Like You
5.Feels Like the First Time
6.Urgent
7.Dirty White Boy
8.Juke Box Hero
9.Long, Long Way From Home
10.Hot Blooded(Live)
の10曲。短い曲で2分51秒(9曲目)、長い曲で6分56秒(10曲目)…3分から4分が多い。全10曲、演奏時間39分。
1st.アルバムからの収録曲は1.、5.、9.。
2nd.アルバムjからの収録曲は2.、10.。
3rd.アルバムからの収録曲は3.、6.、7.。
4th.アルバムからの収録曲は4.、8.。
フォリナーの曲で、初めて聴いたのは「Urgent」だった。
歌詞の意味を知らないまま、ルー・グラムの唱う’Urgent’だけが耳にこびりついていた。1977年代、英米の混成メンバーによる結成から、バンド名を「フォリナー(外国人)」にしたという。日本人から見れば、英米では同じ白人同士、それでも互いに異人に見えるのは驚きだ。「フォリナー」の、結成期のメンバーは全員、別のロック・バンドからの参入者だった。元キング・クリムゾンの一員だったイアン・マクドナルドが加わっていたことから、「フォリナー」をスーパーグループと呼んでいたのだろうか。アルバム毎にメンバーが入れ替わりながら、商業的には大成功を収め、産業ロックと評価するロック・ファンもいるようだが、ルー・グラムの歌唱力は素晴らしい。
2014.6.20

デフ・レパード『Hysteria』 (4th.アルバム、1987年リリース。Made in Japan)…全13曲、演奏時間67分。収録曲の中、3曲目の「Animal」が4分5秒と最も短く、2曲目の「Rocket」が6分38秒と最も長い。4分台が7曲、5分台が4曲、6分台が2曲という構成。ライヴを意識した造りなのか、曲の長さにあまりばらつきがない。同アルバムは完成までに3年間を要し、「何枚レコードを売ったら回収できるかを、計算していて思わず倒れそうになった」(ヴォーカリストのジョー・エリオット)という。しかし、そういった心配を吹き飛ばす大ヒット(全米で1千万枚の売り上げ)になった。
<『Hysteria』収録曲>
1.Women
2.Rocket
3.Animal
4.Love Bites
5.Pour Some Sugar on Me
6.Armageddon It
7.Gods of War
8.Don't Shoot Shotgun
9.Run Riot
10.Hysteria
11.Excitable
12.Love and Affection
13.Love and Affection [Live]
2014.6.22

レコード店でUFOの「現象」を買い、カフェに入った直後、エンニオ・モリコーネの「ガブリエルのオーボエ」が聴こえてきた。ロバート・デニーロ、ジェレミー・アイアンズ出演映画『ミッション』で聴いたことがある。魂を揺さぶる音楽があるとするなら、こういった曲をいうのではないだろうか。
2014.7.16

UFOを題材にした売れないホラーSFを書いておきながら、これまでロックバンド'UFO'の曲を一曲も知らないのもどうかと思い、他に欲しいCDがあったが、思いきって/気紛れおこして『現象』という気になるタイトルのアルバムを買ってみた。タイトル通りに、想像を掻き立てる曲だろうか…期待。
2014.7.16

UFO『Phenomenon』(『現象』、3rd.アルバム、1974年リリース、全16曲中6曲ボーナス・トラック、演奏時間63分、Made in Japan):フィル・モグ(vo)、ピート・ウエイ(b)、ミック・ボルトン(g)に、アンディ・パーカー(d)が加わり、1969年に結成したUKのハードロック・バンド。1973年、時々失踪するボルトンに替わり、UFOの前座を務めていたスコーピオンズから、マイケル・シェンカー(g)を引き抜く。『現象』は、UFOの3rd.アルバムにして、なおかつ若干18歳のマイケル・シェンカー加入第一弾のアルバム。シェンカーの、哀愁を帯びたギター演奏には、故郷ドイツへの思いがこもっているのだろうか。異星人―UFOの一搭乗員―が任務を帯びて地球に独り留まり、故郷を思う心とダブって聴こえるとしたら、考えすぎだろうか。絵画風に加工した写真の、ジャケット・ディザインが見る者の興味を引きつける。一人(男)は澄み切った青空に浮かぶUFOを見上げ、もう一人(女)はアンティーク調のカメラを構え、こっちを警戒するような眼で睨んでいる。その先にいるのは、すでにUFOからテレポートした異星人か…。同解説書の冒頭に次のような説明がある―「…this was the first ’real’ UFO album…」。
2014.7.17

フリートウッド・マック『The Pious Bird of Good Omen』(邦題は聖なる鳥):1967年に、ピーター・グリーン(g)、ミック・フリートウッド(d)、ボブ・ブランニング(b)、ジェレミー・スペンサー(g)の4人でブルースを基調とした演奏活動を開始(バンド名「Peter Green's Fleetwood Mac」)、直後にベースがボブ・ブランニングからジョン・マクヴィーに替わり、そして18歳のギタリスト(当時)ダニー・カーワンが加わり、極めて珍しいトリプル・ギター編成になった。1968年2月に1st.アルバム『Peter Green's Fleetwood Mac』を、同年8月に『Mr. Wonderful』*を、さらにカーワン加入後、米国向けに編集した2nd.アルバム『English Rose』を矢継ぎ早にリリースした。『English Rose』と、『The Pious Bird of Good Omen』には、同じ曲が5曲も収録されている。前者が米国向けなら、後者は英国向けということになるようだ。リリース年が同じ1969年になっている。’English Rose’は単純に考えるなら、英国(イングランド)王室を象徴する花であり、合衆国民をも英国王室の支配下に、置こうとする意図が読み取れる(そんなこたーないか)。
*なぜか、『The Pious Bird of Good Omen』をも『Mr. Wonderful』同様、ディスコグラフィー(制作記録リスト)から除外している。バンドとレコード・メーカーの間に、何らかの事情があるのかも知れない。
2014.7.21

30数年前、Power Station(パワーステーション)、Bachman-Turner Overdrive(BTO=バックマン・ターナー・オーヴァードライヴ)のカセット・テープを買って聴いたのを憶えている。2年前、BTOのCDを探しに行ったことがある。2店あるレコード店のいずれにも同バンドのCDは1枚もなかった。昨日、やっと一枚を探しあて、入手した…『Icon』。
2014.7.25

BTO『ICON』は、2010年’The Island Def Jam Music Group’リリースのベスト版、マーキュリー・レーベル。全12曲、演奏時間52分。「Roll on Down the Highway」(2曲目、3:57)、「Let It Ride」(3曲目、4:25)、「Four Wheel Drive」(9曲目、4:24)など、それらしい曲が入っている。全体におっとりした曲が多く、爆走を想像させる曲は1曲もない。現代のように、殺伐としていなかった時代だったということだろう。「overdrive」から暴走/爆走を想像してしまうが、辞典には「増速駆動装置」とある。戦闘機でいうアフターバーナーのようなものか。駆動装置が勝手に作動したら危険だが、暴走するのは大抵ライダーやドライヴァーの方だろう。「ICON」が、BTOのリリースしたアルバム名かと思ったがトンデモない勘違いだった。UNIVERSALが保有する膨大な楽曲を、新たに選曲し直し提供するのが、ベスト版「ICON」シリーズらしく、BTOの『ICON』もその中の一枚。この「ICON」シリーズからはポップスの他に、Anthrax(アンスラックス)、クリーム、ディープ・パープル、レナード・スキナード、マイク・オールドフィールド、モータヘッド、Status Quo(ステイタス・クオゥ)、ムーディ・ブルーズ、シン・リジィ、Uriah Heep(ユライア・ヒープ)などのロック・アルバムも出ている。
2014.7.26

The Clash(ザ・クラッシュ)『The Clash』(1977年リリース、1st.アルバム、日本版『白い暴動』…入手したCDは、1999年発売の’Sony Muic Entertainment(UK)’版。全14曲、演奏時間35分。最短1分36秒(13曲目「48 Hours」)、から最長6分3秒(12曲目「Police & Thieves」)まで、1分台5曲、2分台5曲、3分台3曲、4~5分台ゼロ、6分台1曲という構成。1st.アルバム『The Clash』では、Mick Jones(ミック・ジョーンズ、g, vo)、Joe Strummer(ジョー・ストラマ―、g, vo)、Paul Simonon(ポール・シムノン、b, g)、Tory Crimes(トーリィ・クライムズ、d)*の4人編成。1976年、ミック・ジョーンズ(g)、ポール・シムノン(b)、ジョー・ストラマー(g、vo)の3人がロンドンで結成し、1978年トッパー・ヒードン(d)が参加した。1982年ミック・ジョーンズ、トッパー・ヒードンが脱退したのち、2002年ジョー・ストラマー死去により、バンドは解散し演奏活動を停止した。クラッシュはセックス・ピストルズ(ロンドン)と同時期に現れ、ラモーンズ(ニューヨーク)に始まるパンク・ロックの一時代を築いた(と解説にはある)。
*Tory Crimes: 1st.アルバム『The Clash』に、なぜ本名(’Terry Chimes’)ではなく、仮称(’Tory Crimes’)を用いたのか、バンド「ザ・クラッシュ」になんらかの事情があったのだろうか。「Tory」…トーリー党、「Crimes」…’crime’の複数形を人名に?
2014.7.28

<Rooftop Concert(ルーフトップ・コンサート)>
ドキュメンタリー映画『レット・イット・ビー』に、ビルの屋上で「ゲット・バック」を演奏するシーンがあった。ビートルズのメンバーがオーヴァコートを身につけ、1月末の寒い中で演奏する様子が脳裏に焼きついている。ところが、それより1ヶ月早い、1968年12月7日にニューヨーク・マンハッタンのビル屋上で、Jefferson Airplane(ジェファスン・エアプレイン)が演奏している映像が残っている。撮影したのは、フランス/スイスの映画監督、ヌーベル・バーグの旗手ジャン=リュック・ゴダール(『勝手にしやがれ』)。
1.ジェファスン・エアプレイン「House at Pooneil Corners(In a New York roof 1968)」…YouTubeでの視聴件数:1,218,814件(2014.08.01)。件数は刻々と上昇している。
2.ビートルズ「Get Back」(アルバム『Let It Be』に収録)…旧アップル社屋上でのライヴ、1969年1月30日。
*いずれも、演奏終了後に警官が出動しているが、逮捕者は出ていない模様。ロック嫌いの野暮な警官は、英米いずれにもいなかったのだろう。
2014.8.1

前回、マイケル・シェンカー加入後にリリースしたUFOのCDを入手した。今回は、U2およびジェファスン・エアプレインのCDを入手した。スターシップの時代しか知らないでは、ロックを語れないと気づいたのが入手の動機だった。U2を入手するきっかけは、U2偵察機が記憶にあったからだ。
2014.8.2

シカゴ『The Heart of Chicago 1967-1997』(1997年リリース、リプリーズ・レーベル、Made in Germany)…全15曲、演奏時間67分。ハイトーンのPeter Cetera(ピーター・セテラ)は有名だが、バリトンのTerry Kath(テリー・キャス)が素晴らしい。’The White Ray Charles’の異名を持つキャスの、ブルージーかつソウルフルな歌唱は魅力的だ。キャスの、ミュージシャンとしての評価は非常に高い―’brilliant guitarist, bassist’、’amazing vocalist ’。キャスの音楽的才能は天性のものといわれている。1978年1月23日、銃砲店で銃の操作を誤り急逝した(享年32)。本アルバムには、キャスがギターを弾きながら唱う「Make Me Smile」、「Wishing You Were Here」、「Colour My World」の3曲が入っている。「25 or 6 to 4」でのギターソロは必見(YouTubeに映像が載っている)。
2014.8.4

U2『The Unforgetable Fire』…日本版『焔』、1984年リリース、4th.アルバム、Made in Germany。全10曲、演奏時間42分。9曲目に「Elvis Presley & America」が入っている―曲の善し悪し/好き嫌いは聴いてのお楽しみ。1976年(高校時代)、ラリー・マレン・ジュニアのバンドメンバー募集に、ボノ、アダム・クレイトン、ディック/デイヴ・エヴァンス兄弟が応じ、バンドを結成した(「Feedback」名で始め、その後「Hype」に変える)。ディックが脱退した後の1978年、バンド名を「U2」に変えダブリンで活動を開始、CBSアイルランドと契約する。Paul David Hewson(ボノ、vo, g, p)、Dave Howell Evans(ジ・エッジ、g, vo, p)、Adam Charles Clayton(アダム・クレイトン、b)、Lawrence Joseph Mullen, Jr(ラリー・マレン・ジュニア、d)の4人編成。バンド名には特に意味はなく、無意味な言葉の解釈が魅力なのだとか。7th.アルバム『Achtung Baby』(『アクトン・ベイビー』)の収録曲「ズー・ステーション」は、駅名’Zoologischer Garten’(動物園)を意味し、そこへ通じる電車路線名を’U2’というらしい。いろいろと憶測を呼び、ファンにあれこれ想像させるところが面白いバンド名だ。
2014.8.6

ジェファスン・エアプレイン『Surrealistic Pillow』(1967年リリース、2nd.アルバム)…入手CDは、2003年発売、Made in the E.U.。全17曲、演奏時間58分。1965-1972に活躍、「サイケデリック・ロック」と称されながら、むしろフォーク、R&B、ブルース風でもあり、狭義のジャンルに留まらない幅広さがある。同アルバムのメンバーは、Grace Slick(グレイス・スリック、p, organ, recorder, vo)、Paul Kantner(ポール・カントナー、vo, g)、Jorma Kaukonen(ヨーマ・カウコネン、g, vo)、Jack Casady(ジャック・キャサディ、b, g)、Spencer Dryden(スペンサー・ドライデン、percussion)、Marty Balin(マーティ・バリン、g, vo)の6人。グレイトフル・デッドのジェリー・ガルシアが、(musical, spritual)アドヴァイザーとして参加している。映画『Woodstock, 3 Days of Peace & Music』(Director's Cut, 40th Anniversary, Ultimate Collector's Edition, 2 Discs)の2枚目、あるいはB面(DVDの場合は1枚の両面に録画してある)に、2曲(トラック3「Won't You Try」、トラック6「Uncle Sam's Blues」)が入っている。
2014.8.9

1967年にシカゴで結成し、1969年にデヴューしたシカゴは、1978年にメンバーの一人テリー・キャス(g, vo)が急逝し、1982年に「Hard to Say I'm Sorry」(「素直になれなくて」)が大ヒットするまで低迷が続いた。それほど、キャスの存在感は大きかったということだろう。ベスト版は出尽くしたことだし、そろそろキャスの追悼版が出てもおかしくないと思うのだが…。’YouTube’には、キャスを中心にした動画が20件前後は載っている。
1.Terry Kath...Terry Kath Tribute
2.Out Of The Blue by Robert Lamm: A Reflection on Terry Kath, Chicago - Terry Kath's Final Concert
3.Terry Kath - "Thank You Great Spirit" (Jimi Hendrix tribute), Chicago - Dialogue 1 & 2 Live 1974 (extended version)
4.Chicago - 25 or 6 to 4 (Live at Tanglewood 07/21/1970)
2014.8.14

Megadeth(メガデス)『Countdown to Extinction』(メガデス『破滅へのカウントダウン』)…1992年リリース、入手したCDは2013年発売、Made in Japan。1983年、カリフォルニア州ロサンゼルスで結成、メタリカ、スレイヤー、アンスラックスと共に、スラッシュメタル四天王の一角を占める。メンバーは、Dave Mustaine(デイヴ・ムステイン/lead vo, lead g)、David Ellefson(デヴィッド・エルフソン/b, back vo)、Chris Broderick (クリス・ブロデリック/lead g, back vo)、Shawn Drover(ショーン・ドローヴァ/d, percussion)の4人。同アルバムを最高傑作とか、メガデス初心者向きとする好評価が多いようだ。ムスティンのスラッシュらしい速弾きやだみ声がメガデスの特徴だろうと思う。30年以上に亙り、演奏活動する間に幾多の危機を乗り越えてきたのは、それだけの実力があったからだろう。アルバム名は物騒だが、へヴィメタルらしい音調はむしろ古典的といえるかもしれない。
2014.9.22

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